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*71*
その頃グリムと戦闘中のルーク、マカタ、ほむらを置いて海の中を進むアズルたち。
「これじゃない?ツカサ君たちが言ってた。あの洞窟って。」
ようやくアズルたちはツカサが言っていた洞窟の入り口のほうについた。洞窟は青く岩でしっかりとおおわれている。
「確かに青色に見えるな。」
「青色に見えるのは…海のせい。」
「わかってるよ。アズル君」
エテルがアズルの肩をポンとたたく。
「ところでアズル、GPSの反応は?」
「…今少し奥に進んでる。」
「何かに襲われたってこと?」
「…そうかも。」
「じゃあ通信してみる?」
「取り込み中だと思うからやめておいたほうがいいんじゃないかな?」
「え〜レイ君のケチ〜。」
ミラがレイの言葉にむすっとする。
「ミラ君今は、連絡しないほうがいいと思うよ。レイ君の言う通りで。」
「エテル君も?」
「僕は連絡しようとは思ったけど…GPSが進んでいることからやめといたほうがいいと思ったんだ。でもその代わり、」
「その代り?」
「早めに合流したほうがいいかもしれないって僕は思うんだけど…どうかな?」
エテルの言葉にみんなうなずいた。
合流すれば、何とかなる。そう思えたのであろう。アズルたちは洞窟の中に入り進むことにした。
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