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*77*
「黒組にあるならそこにいたらいいのに…つまらないって?」
「だってみんな結界に閉じ込められているとは気づいていないのでしょ?」
そうだ。でもツカサは気づいている。
「なんだって?」
「あなたたちも気づいているんじゃないのかしら?」
ツカサは、この時合宿で見たあるものを思い出した。ユウヤには言っていないけど…ルカの洗脳がわかったと同時見えたアレ…今わかった。この結界に閉じ込められていると…。最初から変だとは思っていた。ほむらが魔法少女であることも。この学園に黒組だけ宿題がないことも。そしてルカの洗脳も…。
今、気づいた。そうこれは…この学校はすべて作り物。つまり…チーム以外全て的だったんだ。前にあの音楽を聴いたことがある。「ロストワンの号哭」あの歌に隠された意味がやっとわかったんだ。あのブラットとカグラが本当の魔法使いなんだって。
「おらぁー!」
ツカサは思いっきり窓に突っ込んだ。やはり痛くはない。普通なら痛いはず。この時点で確実だ。もうこの学園は作り物。そうとなればあいつらにも教えないといけない。でも結界に飲まれているのかもしれないんだ。もし飲まれていたらそこで…終わりだ。
「ああ〜もう知っちゃったか…。」
ブラットがふっとツカサの後ろで笑う。
「でももう遅い。何人かは、もうそこに飲まれているよ。」
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