完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

救助戦隊ポケモンレンジャーJH編
作者: 雫石 ◆3ZyGHGJDvU  (総ページ数: 105ページ)
関連タグ: ポケモン レンジャー 戦隊 中学生 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~

*91*

ミラは、ニンフィアとトゲキッスを出している。
アズルだってボーマンダとルカリオをだしているのにこれでは不利だ。
レイの手持ちはガブリアス一匹。忘れてはいないがドラゴンはフェアリーに弱い。
ああ、毒ポケモンがいてくれたらいいのに、少しそう思うのはゆずきだけだろうか。
「ドラゴンタイプなら私のほうが有利だよね!」
ミラが少し嬉しそうな顔をしている。
どうにかして元に戻さないといけない。
『あの…アズルさん、レイさん、このままだとミラさん、悪に染まってしまいますよ。後かくとうも不利ですから。』
「確かに。」
『でもはがねを覚えているのなら別ですよ』
「はがねって…」
『でもガブリアスって確か逆鱗覚えています?』
「ああ覚えているけど…。」
『じゃあそれを使ってください!』
「そうか!フェアリーは炎を恐れることがある。」
『効果は普通ですけど…それなりのものはあります。』
ゆずきの言葉に押されレイは、ガブリアスに指示をした。
「GO!ガブリアス!、逆鱗!」
ガブリアスが激しい炎を吐き出す。するとニンフィアとトゲキッスが後ずさりした。
「な、なんで?」
「…やっぱり怖いんだ。」
『アズルさん!』
「わかってる!…ルカリオ、あくのはどう!」
ルカリオがあくのはどうを出しそれがニンフィアにあたる。
「ゆずき、シェルブレード!」
『はい!』
ゆずきのシェルブレードがトゲキッスにあたる。
おかげでミラの手持ちはすべて戦闘不能になった。操りが戻ればいいのだが…戻らない。
その代りミラは泣き出して逃げてしまった。
「待って!」
「無駄よ。もう完全にミラは飲まれているわ。」
「嘘!?」
「悪いけど本当よ。もしかしたらもう元には戻れないかもしれないわね。」
ほむらはこう言って去っていった。

90 < 91 > 92