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FAIRYTAIL  終焉の少女  完結
作者: ハヤチ  (総ページ数: 23ページ)
関連タグ: FAIRYTAIL ルーシィ・ハートフィリア 二次創作 微グロ 
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10~ 20~

*16*



「…」

ルーシィは、どうしようもない浮遊感に襲われていた。
暗闇の所々、散りばめられている光は幻想的だ。
あの時、確か茨姫の体内にとりこまれた――――


『〜〜〜〜〜〜』

どこかで、叫び声がする。

「……?」

まともに声もだせない。
だが、体だけは自由に動けるようだ。
ゆっくりと声が聞こえる方向に行くと、一つの鬼灯があった。
どうやら、光の正体は鬼灯だったようだ。
そっと、耳を近づける。

『アイツを、助けてくれ』

この声は――




「レイガ、さん?」


すると、辺りが一気に騒がしくなった。
鬼灯がルーシィの声で、起きてしまったようだ。


『お嬢さんや、そいつと話すのはおよし』

『かわいそうにねぇ』

『取り付かれた上に、死んでしまうとは』

『あわれな男よのぅ』


ケラケラと声が反響している。
それがどうも、気味が悪かった。
もう一回、レイガの声がした鬼灯に耳を寄せる。


『茨姫は、寄生型活動兵器だ』
「寄生型…?」
『他人の過去に、自分を芽生えさせ生き残るもの』

















「っく、」

エルザがよけながら、コルヴスを追撃していく。
だが、かれこれずっと時間がたっていた。
彼は上手くよけて、ダメージを食らわないようにしているだけだ。
このままでは、もたない。
エルザが疲れ果てていると、キアーヴェはもう一つ鍵を取り出した。

「二体同時開門」
「こいつも使えるのか!?」
「開け、『一角獣』の扉。ユニコーン!」

ユニコーンはエルザに、突進を始める。
突然の行動に、エルザはもろに当たってしまった。

「く、はぁ……!」
「諦めな」

ケラケラと笑いながら、キアーヴェは鍵を振り回す。
すると、エルザは一角獣の角をつかみ必死で握った。

「なっ、はぁ?」
「…この角、邪魔だぁ!」

エルザはすぐに武器を換装し大剣を装備した。
それを、一角獣めがけてふりおろす。


「う、そだろ……?」
「これが、仲間の力だ!!」

最後の最後まで、力を振り絞る。
この大剣、ただの大剣ではない。

対特殊用魔法武器だ。
星霊にはとくに効くらしい。

「蓬莱刀・冬断ちの風雪!!!」
「っぅああああああああああああああ!!」



全魔力を使い果たして、その場にエルザは座り込んだ。



(後は頼むぞ…)








「静寂!」
「虫のさざめき!!」

この二人は、攻防戦だけのようだ。
二人とも体での攻撃は苦手だからだ。

(考えて…どうすれば、アイツに勝てる…?)

こちらも数時間たっているので、魔力など限界に近い。
すると、一個浮かんだ。
アイツは、腕以外から虫を出さない。


「…小さな穴に、…一か八か!弓!」

レビィは弓を出すと、かちゃりと構える。


「………発射ぁぁ!!!」
「っぐぁあ!」

見事に穴の中に入り、虫が出なくなった。
特殊な粘着性質を使っているため、取れないだろう。

「っくそ、」
「静水!!!!!!」
「っぐあああああああああああああ!!」

大量の水が、カルガに浴びせかけられた。
体がしびれる、という水だが。



「…あ、ぅ…」



私ももう駄目だなぁ…。
遠い目で、レビィは見ていた。

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