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せいコメ!!《新年すたーと!》
作者: lulu  (総ページ数: 38ページ)
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10~ 20~ 30~

*6*

第三話 須川 健人



「さぁ、次は俺の番だね」

須川先輩が椅子から立ち上がり、皆に呼び掛けた。

僕はさっきの会長の、き…、キスでもう脱力していた。

「ん?滝川?聞いているかい?」

「あ、すみません…。もう会長!いきなりあんな事しないで下さい!」

「すまない。でも、私の姉が以前彼氏と散歩していた時していたのだ」

「していた?キスを?」

「あぁ、そのあと何をしていたのか聞いたら、スキンシップと…」

「あぁ、そうですかっ」

なんだ…、少しそっち系かと思ってときめいた自分が情けなくなってきた。

「では、みんな僕のことどう思うかい?」

「男の子らしいと思いますよぉ」

杏奈ちゃんが、のほほんとした声で言う。

「わたし、けんと、うるさい」

みんな、一斉に奈美さんの方を向いた。

「な、奈美さん!言っていいことと悪いことが…」

「I mean, mon\\\'m picky with the translation each time Kento, the  English I spoke」

意味…だって、健人、私がしゃべった英語をいちいち翻訳してうるさい   んだもん

「今は、俺のことをうるさいと…、ん?おれがうるさい?」

まぁ、奈美さんが須川先輩の事うるさいって言うのも分かるけど…

「た、滝川君は俺の事どう思う?」

「先輩…、近づかないで下さい。あと、君付けになってます」

「あ、悪い」

「僕も、うるさいと思います。」

「なっ…」

「私もだな」

「会長まで…」

だんだん須川先輩の目がうるうるしてきた。

「泣くなら、翻訳しなかったらいいじゃないですか」

「う、うぅ…、滝川の癖に生意気だ…」

「癖にって何ですか」

「自信持ってくださいよぉ、須川先輩ぃ」

「うぉぉ!佐々木!ありがとう!お前だけだ!」

と言い、ぴょんぴょん飛び始めた須川先輩だった。

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