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せいコメ!!《新年すたーと!》
作者: lulu  (総ページ数: 38ページ)
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10~ 20~ 30~

*20*

今回は、募集したお題のお話です!

お題提供  オレンジ様((ありがとですっ!!

番外篇 ポッキーゲーム



「今日のおやつは、ポッキーですよぉ」

杏奈ちゃんが、ポッキーの箱三箱を机に置く。

「おぉ!ポッキーなんて久しぶりだなぁ」

須川先輩が、始めに一本とる。

「これ、なに?」

奈美さんも、いかがわしげに一本とる。

「スティックにチョコをコーティングしてるお菓子ですよぉ」

杏奈ちゃんが素晴らしい説明をする。

「ん、うまうま」

気に入ったらしくもう一本とる。

僕も一本とって口に入れた。おいし。

すると、須川先輩が

「ゲームしようぜ!」

と言い出した。

「え、何のゲームですか?」

「トランプ。ババぬき。最後に負けた人と最後から二番目に負けた人が罰ゲームでポッキーゲームをするという」

「いいですねぇ、それ」

杏奈ちゃんが手を叩いて喜ぶ。

「杏奈ちゃん…、ポッキーゲームの意味わかんの?」

「いえ。まぁいいじゃないですかぁ」

よくないよ。

あんな恐ろしいゲームするとは。

「いいじゃないか、やろう」

会長も乗ってき、いざ開戦となった。

―――――――――――――――・―――――――――――――――

結果

一位:会長 朝倉 紅

二位:書記 奈美・クロネーカ

三位:副会長 須川 健人

四位:議長 佐々木 杏奈

五位:会計 滝川 蓮

となった。

「ポッキー!Hey!ポッキー!Hey!」

須川先輩がはやし立てる。

「う、うぅ…。杏奈ちゃんいい?」

「はい。いいですよ」

と言い、もう口にポッキーを咥え待っている。

杏奈ちゃんはこれがどんなにおぞましいゲームか知らないんだな。

僕は、意を決し杏奈ちゃんが咥えているポッキーを咥えた。

「よーい!すたーと!」

須川先輩の合図でスタートした。

僕は小さく食べ進んでいく。

時々杏奈ちゃんと目が合う。

すると、杏奈ちゃんがにこっと笑い理性が吹っ飛びそうになる。

三分経過した。

あと少しで僕と杏奈ちゃんの唇がくっつく。

その時、

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

と須川先輩が叫び、僕たちが咥えているポッキーを割った。

「う、うわっ!なんですか!?」

「佐々木を汚すなぁ!」

「はい?」

「綺麗な佐々木を汚すなぁ!このまま、お前らの口がくっつけば滝川は理性飛んで佐々木に、あ、襲いかかって、ピー(自己規制)とかピー(自己規制)とかするだろがぁ!!」

「いくら僕だって、杏奈ちゃんにピー(自己規制)とかしませんよ!!」

「皆さん、せっくs「わぁぁぁぁ!杏奈ちゃんそれ聞いちゃだめ!」

「え?そんなに言っちゃいけないんですか?」

「当たり前だ!佐々木君!」

会長も珍しく大声を出す。

「ぶ〜…、皆さん意地悪です」

と言い、杏奈ちゃんは帰りまでその事についてしつこく聞いてきた。

                       〜終わり〜


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