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作者: lulu (総ページ数: 38ページ)
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今回は、募集したお題のお話です!
お題提供 オレンジ様((ありがとですっ!!
番外篇 ポッキーゲーム
「今日のおやつは、ポッキーですよぉ」
杏奈ちゃんが、ポッキーの箱三箱を机に置く。
「おぉ!ポッキーなんて久しぶりだなぁ」
須川先輩が、始めに一本とる。
「これ、なに?」
奈美さんも、いかがわしげに一本とる。
「スティックにチョコをコーティングしてるお菓子ですよぉ」
杏奈ちゃんが素晴らしい説明をする。
「ん、うまうま」
気に入ったらしくもう一本とる。
僕も一本とって口に入れた。おいし。
すると、須川先輩が
「ゲームしようぜ!」
と言い出した。
「え、何のゲームですか?」
「トランプ。ババぬき。最後に負けた人と最後から二番目に負けた人が罰ゲームでポッキーゲームをするという」
「いいですねぇ、それ」
杏奈ちゃんが手を叩いて喜ぶ。
「杏奈ちゃん…、ポッキーゲームの意味わかんの?」
「いえ。まぁいいじゃないですかぁ」
よくないよ。
あんな恐ろしいゲームするとは。
「いいじゃないか、やろう」
会長も乗ってき、いざ開戦となった。
―――――――――――――――・―――――――――――――――
結果
一位:会長 朝倉 紅
二位:書記 奈美・クロネーカ
三位:副会長 須川 健人
四位:議長 佐々木 杏奈
五位:会計 滝川 蓮
となった。
「ポッキー!Hey!ポッキー!Hey!」
須川先輩がはやし立てる。
「う、うぅ…。杏奈ちゃんいい?」
「はい。いいですよ」
と言い、もう口にポッキーを咥え待っている。
杏奈ちゃんはこれがどんなにおぞましいゲームか知らないんだな。
僕は、意を決し杏奈ちゃんが咥えているポッキーを咥えた。
「よーい!すたーと!」
須川先輩の合図でスタートした。
僕は小さく食べ進んでいく。
時々杏奈ちゃんと目が合う。
すると、杏奈ちゃんがにこっと笑い理性が吹っ飛びそうになる。
三分経過した。
あと少しで僕と杏奈ちゃんの唇がくっつく。
その時、
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
と須川先輩が叫び、僕たちが咥えているポッキーを割った。
「う、うわっ!なんですか!?」
「佐々木を汚すなぁ!」
「はい?」
「綺麗な佐々木を汚すなぁ!このまま、お前らの口がくっつけば滝川は理性飛んで佐々木に、あ、襲いかかって、ピー(自己規制)とかピー(自己規制)とかするだろがぁ!!」
「いくら僕だって、杏奈ちゃんにピー(自己規制)とかしませんよ!!」
「皆さん、せっくs「わぁぁぁぁ!杏奈ちゃんそれ聞いちゃだめ!」
「え?そんなに言っちゃいけないんですか?」
「当たり前だ!佐々木君!」
会長も珍しく大声を出す。
「ぶ〜…、皆さん意地悪です」
と言い、杏奈ちゃんは帰りまでその事についてしつこく聞いてきた。
〜終わり〜