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【カゲプロ】Y中学校の七不思議
作者: R.T  (総ページ数: 14ページ)
関連タグ: カゲプロ 七不思議 
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10~

*3*

視点変わります!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
<シンタロー視点>
シン「エネ…そんな目でみないでくれ…頼む…」

エネ『だって!ご主人が利歩ちゃんを助けにいく方法を俺が考える!とかいってー、あれから一時間過ぎましたよー?』

シン「う…」

そう…あれだけかっこよく杏を止めたけど、助けにいく方法を考えろー、なんて言われるとは…

シン「はぁ…」

エネ『あ!今ので31回目のため息!』

シン「まだカウントしてたのかよ!」

こんなやり取りをしていると、

キド「シンタロー?少しいいか?」

キドが入ってきた。

エネ『あ!団長さん!いいところに…さっきからご主人がたm…』

シン「だぁーー!あ、いや何でもないからな?」

キド「…?まあいい。んで、どうなんだ?思い付いたか?」

シン「う…いやそれがさっぱり…」

キド「そうか。じゃあ皆で考えるか。」

シン(最初っからそうすれば良かったのに…)

下に降りると、皆集まっていた。

モモ「あ、お兄ちゃん!どう?思い付いた?」

俺は面倒くさかったので首を横に降った。

モモ「うーん…あ!ねえねぇ杏ちゃん!」

杏を見るとまだ涙目だった。

シン(そこまでショックだったんだな…)

アン「…モモさんなあに?」

モモ「利歩ちゃんって何の部活しているか知ってる?」

アン「え?えっと…確か吹奏楽!」

モモ「利歩ちゃんを待っているとき、吹奏楽の人とすれ違った?」

杏は少し考えてから、首を縦に降った。

モモ「ふむ…てことは、利歩ちゃんはまだ学校内にいる可能性が高いということだな…じゃあ…」

ヒビ「それはないと思う。」

ヒビヤがバッサリと言った。

モモ「えー?なんでー?」

ヒビ「おばさんは知らないの?夜になったら警備のおじさん達が校内を見回るんだよ。」

セト「それって何時からっすか?」

ヒビ「え…えーっとねー…あ!PM7:00ぐらいから!」

俺は携帯を見た。PM8:30過ぎだった。

アン「学校から帰ってくるにもせいぜい15分程度だよ。」

エネ『てことはあれですか?』

全「誘拐/か?/っす?/ですかね?」

シン「おいおいおいおい!やばくねーか?」

コノ「…?誘拐って何?」

カノ「誘拐というのはね…」

カノがコノハに誘拐について説明していたら、

アン「あ、思い出した。」

セト/コノ/アン以外「なん/だ?/です?/っすか?」

アン「先月からうちの学校で七不思議が広まり出して、利歩が確かめたいとか言ってた…」

エネ『Y中学校でハヤっているのは、十三段目の階段ですね!』

アン「それだっ!」

マリ「あ、私この前利歩ちゃんから聞いたんだけど、Y中学校の七不思議を一つでも確かめてしまったら、七つ全てをみつけなきゃダメなんだって!」

アン「利歩ちゃん五つしか知らない!」

全「ええっ!?」

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<キド視点>

俺達はY中学校へと向かっていた。

キド「マリー。一応聞くが、何で七つ全てを見つけなきゃならないか知ってるか?」

マリ「知らないよ!」

アン「それはね、うちの学校の七不思議を一つでも見てしまったら、全て見つけるまで学校から出られない、っていう噂があるからだよ。」

キド「杏は七つとも知っているのか?」

アン「え?ううん、知らないよ。」

おいおい…マジかよ…

キド「どうすんだよ…」

カノ「えー?キド知らないの?七不思議って大体は七つまで知ったら死んじゃうとかあるんだよー?(ニヤニヤ)」

キド「いや!知らないふりしてただけだぞ!?(汗)」

カノ「ふーん(ニヤニヤ)」

アン「うちの学校は七つ目だけ知っている人が結構いるんだよね〜。」

キド「じゃあそいつらに聞けば…!」

アン「それがダメなんだよ。」

マリ「えー?なんでダメなの?」

アン「それをみて、喋ったしまった人がいて、その後中退しているんだ…」

カノ「わー。なにそれコワーイ(棒)」

そ…そんなに怖いのか?

セト「あ!見えてきたっすよ!」

俺達の目の前にあるYし中学校は、月明かりに照らされ、不気味に輝いていた…

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