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夢喰い白黒バク【完結】
作者: 秋桜  (総ページ数: 14ページ)
関連タグ: 夢喰い白黒バク ボーカロイド 自己解釈小説 
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10~

*4*

第2話〜魔法〜

「え?じゃあこの姿は?」

「仮さ」

答えは短かった。

「本当の姿じゃないってこと?」

「そういうこと。」

「で、なんで私の所に?」

「ごめんごめん!目的忘れるところだった!」

といって笑った。

これは仮の姿。

本当の姿は違うのか。

見た目は本当にかっこいい少年だ。

黒と黄色の帽子を被り,

蝶ネクタイをして,

後ろ髪をちょっと縛っている。
そして…

ミク「…?」

私が注目したのは耳だ。

「どうしたの?」

「その耳何?」

「耳?ああこれか。なんか変わらなくてね。本当の姿じゃないといっただろ?」

「なるほど」

「話し逸れちゃったね。ごめん。」

「で何しに来たの?」

「いや,君の悲鳴近所に丸聞こえだったから来てみた。」

ええ!?

まじですか!?

「本当ですか?」

「うん。で,何で叫んでたの?」

「えっと・・・最近怖い夢ばっかり見て・・・」

「ふーん。それなら僕が魔法をかけてあげようか?」

「魔法?」

「うん。怖い夢解消魔法とでも言っておこうか?」

怖い夢解消?

ならいっか。

「僕は嘘つかないよ?」

「…はい。」

「信じてない?なら
指きりで約束しようか。」

彼―レンは小指を差し出してきた。

「ほら、しないの?」

と言ってきた。

仕方なく私はレンの指を絡めた。

そして私はレンの顔を見た

レンは優しい笑顔を浮かべていた。

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