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*4*
第2話〜魔法〜
「え?じゃあこの姿は?」
「仮さ」
答えは短かった。
「本当の姿じゃないってこと?」
「そういうこと。」
「で、なんで私の所に?」
「ごめんごめん!目的忘れるところだった!」
といって笑った。
これは仮の姿。
本当の姿は違うのか。
見た目は本当にかっこいい少年だ。
黒と黄色の帽子を被り,
蝶ネクタイをして,
後ろ髪をちょっと縛っている。
そして…
ミク「…?」
私が注目したのは耳だ。
「どうしたの?」
「その耳何?」
「耳?ああこれか。なんか変わらなくてね。本当の姿じゃないといっただろ?」
「なるほど」
「話し逸れちゃったね。ごめん。」
「で何しに来たの?」
「いや,君の悲鳴近所に丸聞こえだったから来てみた。」
ええ!?
まじですか!?
「本当ですか?」
「うん。で,何で叫んでたの?」
「えっと・・・最近怖い夢ばっかり見て・・・」
「ふーん。それなら僕が魔法をかけてあげようか?」
「魔法?」
「うん。怖い夢解消魔法とでも言っておこうか?」
怖い夢解消?
ならいっか。
「僕は嘘つかないよ?」
「…はい。」
「信じてない?なら
指きりで約束しようか。」
彼―レンは小指を差し出してきた。
「ほら、しないの?」
と言ってきた。
仕方なく私はレンの指を絡めた。
そして私はレンの顔を見た
レンは優しい笑顔を浮かべていた。
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