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*5*
第3話〜夢〜
レンside
「で,怖い夢を見たんだっけ?」
「はい。」
「敬語じゃなくていいって。」
「ごめん」
肩苦しいからそういった。
すぐ「ミクは」直してくれた。
「じゃあミク。」
「は,はははい!?」
驚いている。
ま、それもそうか。
なぜかって?
ミクは僕に名前教えてないから。
「え、何故私の名前を?」
ほらね。
「さあね。とにかく,僕に任せなよ。」
「え?」
「はい、おやすみ。」
「早くない?」
「寝ないと出来ないよ?」
「わかった…」
そしてミクは目を閉じた
「よし、完了。ゆっくりおやすみ。」
僕はティーセットを取り出し,カップに口をつけた。
「嫌なこと全部忘れて・・・さ?」
紅茶を飲み終わると僕は暗闇と一緒に溶けた。
「おやすみ、ミク。何かあったら呼んでね?
あ、夜だけだけどね。」
人の目にはただ声が聞こえてるだけのように僕は囁いた。
そしてかすかな笑みを浮かべた。
「ふわあ〜・・・」
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