完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

『短編』 ~温かい食卓~ 
作者: てるてる522  (総ページ数: 13ページ)
関連タグ: コメディ 短編 食事時間 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~

*5*




第6話 〜警察から逃亡し続ける、犯罪者の食事の時間(!??)〜

ヒッヒヒ〜、今日もアイツら(警察)から逃げ切ったぜ★


世の中の誰もが、俺のことを嫌うだろうが知ったこっちゃない!

別にどうでもいい・・・。

牢屋のもとから逃げ出して、1週間。 まともに食事をしていなかったせいか、腹が減ってたまんない。

久しぶりに、飯でも食うか!

んじゃ、早速近くのファミレスに・・・・じゃなくて、コンビニにしとくか。

ファミレス?! 今の俺にそんな所へ入る勇気はないのだwww

精々、コンビニで精一杯。 情けなぇ・・・。(苦笑)


自分のことながらも苦笑してしまう。


俺は、周りに気を配りながらコンビニへと向かった。

近くのコンビニには、俺の顔写真が貼ってあった。

『この顔によく似たような人が来たら、要注意! 余裕があれば、警察
 にご連絡を・・・』

何が、要注意だよwww

すれ違った人の顔なんていちいち、チェックする? 普通・・・。


他人の顔をまじまじと見るなんて、この世の中の人はやらないんじゃないかな。

そんな事を考えながら、再び辺りを見回して警察、警察らしき人はいないか、確認した。

いないことを確認してから、中に入る。

そそくさっとパンを取り、レジの人に渡した。

「ありがとうございましたーー!」

何の感情も感じられない声を耳に、外へ出る。

パンをかじりながら、再び逃亡開始!!


久しぶりの食事。 何ていいんだろう・・・。


・・・俺がほっこりしていて、気が抜けていたのが悪かった。

「あの、ちょっと顔を見せてもらってもよろしいですか?」

ヤベッ、警察だwwww

「何ですか? 俺ではありません」

あわててそう言った声は聞こえなかったのだろうか。

「宮部浩人さんですね?」

警察はそう言うなり、俺を引っ張っていった・・・。

・・・・ゲームオーバー。


俺の逃亡人生は、1週間で幕を閉じた・・・。

【〜警察から逃亡し続ける、犯罪者の食事の時間(!??)〜 終わり】

超短編って程でも無かったですねwww

4 < 5 > 6