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『短編』 ~温かい食卓~ 
作者: てるてる522  (総ページ数: 13ページ)
関連タグ: コメディ 短編 食事時間 
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10~

*7*



第8話 〜仕事に追われるサラリーマンの食事時間〜

「では、僕はこの辺で! 皆、お疲れ様!」

「はい! お疲れ様です!」

「あんまり、無理し過ぎないように!」

「ありがとうございます!」


この声とともに、僕の今日はそろそろ幕を閉じる・・・。

時刻は10:45と書いてある。


ダメだ。 今日も間に合わなかった・・・。

今日は、妻の絵理と夕ご飯を食べたかったのに・・。

今頃、3歳の拓斗と一緒に寝ているのだろう。


そんな事を考えつつ、電車に乗り込む。

この時間に仕事が終わった人が多いのか、電車の車両の中はいつもより混んでいる。

約40分間、電車に揺れたあとは家まであと3分。

「ただいまー。」

玄関のドアを開けて、威勢のいい声を上げる・・・。

返事は・・・無し。

とりあえず、リビングに入って電気をつける。


と、テーブルにメモが置いてあった。

『お帰り。 夕ご飯の残りです、レンジでチンして食べてください。』

メモの下には、ご飯と煮物と焼き魚。

我が家のいつものメニューだ。

僕は、メモに書いてある通り、冷めたご飯やおかずを温めた。

「いただきます」

たった一人のご飯。 目の前にも後ろにも、左右にも誰もいない・・。


カサコソ・・・。

下からそんな音が聞こえたからみると、ゴキブリが歩き回っていた。

いつもは絵理が嫌がるから、叩いて退治しているが今日はそんな気分じゃなかった・・・。

僕の下にはゴキブリがいる。


僕の孤独な食事時間は、ゴキブリと一緒なのだ・・・。(苦笑)

【〜仕事に追われるサラリーマンの食事時間〜 終わり】

ゴキブリ・・・(ゾゾゾッッ!)

いやぁ、ゴキブリは怖いですよね・・・・。


見つけたら悲鳴を上げてしまいますwwww

みなさんはゴキブリ平気ですか?


ゴキブリの話題に関わらず、コメ募集してます(@^−^@)/

byてるてる522

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