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*7*
第8話 〜仕事に追われるサラリーマンの食事時間〜
「では、僕はこの辺で! 皆、お疲れ様!」
「はい! お疲れ様です!」
「あんまり、無理し過ぎないように!」
「ありがとうございます!」
この声とともに、僕の今日はそろそろ幕を閉じる・・・。
時刻は10:45と書いてある。
ダメだ。 今日も間に合わなかった・・・。
今日は、妻の絵理と夕ご飯を食べたかったのに・・。
今頃、3歳の拓斗と一緒に寝ているのだろう。
そんな事を考えつつ、電車に乗り込む。
この時間に仕事が終わった人が多いのか、電車の車両の中はいつもより混んでいる。
約40分間、電車に揺れたあとは家まであと3分。
「ただいまー。」
玄関のドアを開けて、威勢のいい声を上げる・・・。
返事は・・・無し。
とりあえず、リビングに入って電気をつける。
と、テーブルにメモが置いてあった。
『お帰り。 夕ご飯の残りです、レンジでチンして食べてください。』
メモの下には、ご飯と煮物と焼き魚。
我が家のいつものメニューだ。
僕は、メモに書いてある通り、冷めたご飯やおかずを温めた。
「いただきます」
たった一人のご飯。 目の前にも後ろにも、左右にも誰もいない・・。
カサコソ・・・。
下からそんな音が聞こえたからみると、ゴキブリが歩き回っていた。
いつもは絵理が嫌がるから、叩いて退治しているが今日はそんな気分じゃなかった・・・。
僕の下にはゴキブリがいる。
僕の孤独な食事時間は、ゴキブリと一緒なのだ・・・。(苦笑)
【〜仕事に追われるサラリーマンの食事時間〜 終わり】
ゴキブリ・・・(ゾゾゾッッ!)
いやぁ、ゴキブリは怖いですよね・・・・。
見つけたら悲鳴を上げてしまいますwwww
みなさんはゴキブリ平気ですか?
ゴキブリの話題に関わらず、コメ募集してます(@^−^@)/
byてるてる522
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