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恋乃手紙
作者: 伊吹吹雪 ◆u2YjtUz8MU (総ページ数: 61ページ)
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作者: 伊吹吹雪 ◆u2YjtUz8MU (総ページ数: 61ページ)
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*7*
4.あとは個人的な感情
眠い。
今日は寝坊した。
ウトウトしながら教室に入ると
「あー、澄怜、髪、切ったー」
「かなり切ったね」
ロングヘア→ショートのせいか、かなり驚かれた。
周りの反応なんて、どうでもいい。
なのに、
「えへへ、似合ってる?」
と言ってしまう自分はどうかしている。
☆
「文化祭の、準備の係決めを行います。」
メガネの学級委員長・大澤 俊が司会を進めていく。
なぜか知らんが、担任がいない。
みんな、ガヤガヤしている。
ちょっとは静かにしろよな。
「静かにしろっ!」
有季が言う。
「そーだよ、静かにして。」
なぜか知らんが、麗子も有季と一緒に注意をする。
「うっせー、リア充は黙ってろー」
さらに、うるさくなる。
委員長は、もう収束のしようがないと思ったのか、無視している。
「係は、展示係と新聞係とポスター係と喫茶係がありますっ!」
でも、やけになって声が大きくなっている。
「新聞係は、学級についてのことや面白いことをまとめて、新聞にする係ですっ!」
注意しない委員長もあれだけど…、
みんな、聞く気、ないの!?
「文化祭の準備は全部委員長がやるわけじゃないんだから、委員長の話、聞けよ!」
私は怒鳴った。
まだザワザワしてたけど、話は聞こえるようになった。
「委員長、続きどうぞ。」
「斎藤さん、ありがとう。最初から話します…。新聞係は、学級についてのことや面白いことなどを新聞にする係です。ポスター係は…」
☆
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