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*2*
序章
ハイランド地方の最北端。
そこにとある一族が住んでいた。
武勇一族として名を知られていながらも、ハイランド地方の最北端でひっそりと集落を作り暮らしている一族――そんな一族の名を、人々は‘ハイランダー’といった。
――話は変わって。
ハイランダーの一人である青年、ツバサ・フェリステナ。
彼は、依頼をだしたとされる街――エトリアへと繋ぐ門の前に立っていた。
「ここがエトリアねぇ……」
ヒーローカットが似合う青年が、一人、その門をじとりと見つめる。
そのあと、青年はにこやかな明るい笑顔を作った。
「――面白そうな街だな!」
茶髪をゆらしながら、青年はエトリアへと向かっていった。
茶色いその瞳は、まっすぐに門を見据えていた。
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