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東方飴華郷-幻想郷の伝説-{完結}
作者: mikainu5000  (総ページ数: 47ページ)
関連タグ: 東方 二次創作 長編 若干厨二 
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第十二話 奇跡の恵みMIKO・早苗


博麗神社{居間}
博麗「フラン、ニンニクも聖水も無理よね?」
フラ「大丈夫だよれーむ!せーすいなら、水ではない!よって安心!」
博麗「そういうことなら、守矢神社行くわよ!」
フラ「うん!」

守矢神社{諏訪子の部屋}
守矢「うーん…守矢神社の聖水、ねぇ。条件が飲めたら良いけど。」
博麗「何よ」
守矢「そこのキラキラした羽を少し頂きたいのです♪」
フラ「私の羽!?」
守矢「うん、駄目かなぁフラン」
フラ「だめ!これは、我がスカーレット家の象徴!代ごとに違う羽を持ち、
それがあってこそスカーレットとして認められる…」
博麗「フラン、可哀想だけど、此処は私も諏訪子に同意よ。
幻想郷の平和と、フランの平和。一つを狂わせれば、一つがまた。
ならば、犠牲はフランとせざるを得ないわ」
フラ「じゃあ、いいよ。好きなだけもぎ取ってよ」
守矢「紅いのと紫色のをもらうよ!」
守矢「約束だからね、ちゃんとあげるよ。早苗ちゃーん!」
東風「あら、博麗の貧乏巫女さん、発狂吸血鬼さんじゃないですか。
最凶コンビそろってどうしたんですか」
博麗「貴女の毒舌っぷりは異変が起きても変わらないのね」
東風「で?聖水ですか?」
フラ「うん、1Lくらいほしいんだけど」
東風「ダメよ、それこそ異変が起きるわよ」
博麗「奇跡の巫女さんパワー(笑)…使ってみなさいよ」
東風「…ここの聖水は『春の諏訪の聖なる水』…例え巫女とありても
そのものに触れる事は許される行為ではない。これが春の諏訪の聖なる水に
関してのたった一つの教え。諏訪子様の許可も無きにしてそんな事は許されない」
守矢「大丈夫。これから神の霊を授けるよ。
…神よ。守矢に伝わりし春の諏訪の神よ。汝と契約を結ぶべき者が
この地にいる。汝と契約を結ばせろ」
リリ「はーるでーすよー♪」
博麗「リリーなの!?」
東風「このリリーホワイト様が、春の諏訪の神・リリーホワイト」
リリ「よーかでーすよー!おみずをもらってもよかでーすよー!」
フラ「やったぁー!なんか納得いかないけどやったー!」
守矢「ここのお水持ってくと祟られちゃうんだけど、ここは祟神がいて。
祟神に『歌欲神』って人がいて。歌欲村と協力してるんだ。
昔は歌欲村は廃れてたけど、そこの山野ウタノちゃんって子が
霊夢と魔理沙みたいに異変解決したんだって。一人でだけど。
で、祟神様にちゃんと報告してからいけば祟られないし、
さっきお願いしてたのはリリー様だけじゃなくて歌欲神様にも言ってたんだ」
博麗「安全なのね。」
フラ「飛べなくなっちゃったから、帰りは霊夢のせてね」
博麗「いいわよ。…あら?連絡が…」
憂夢「霊夢」
博麗「澪ちゃん、どうしたの?」
よく聞くと、澪は泣いているようだった。
憂夢「輝夜に会った…でも、飴華の…飴華の力が…」
飴華のスペル『夢+夢×夢=幻影』が使えなくなったという。
騙した輝夜に一度手に入れた蓬莱の薬の材料の一つの
『蓬莱伝説之封印書』を取られたと言う。

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