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罪人の娘 「end」
作者: 水沢麻莉衣  (総ページ数: 27ページ)
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10~ 20~

*3*

「みーるぅーいらっしゃぁい♪」

ふ、海斗。
会いに来てやったぞ。
ん、今日も可愛いな、海斗。

好きだぞ  
結婚しような!

「結婚は無理かな〜ねっ、マリー」

「そうね、貴女にはマリーがいるものね 」

甘やかしてんじゃねーぞ、マリーさんよぉ。
水沢樹里 マリーと呼ばれるこの女は海斗の妻である。
水沢海斗というのはルフェリ街の医療を司る由緒正しい家系の坊っちゃんである。
兄は水沢秋斗。
そして。
海斗の愛娘、あしゅちゃんがいる。

「マリーー」

「なぁに?」

むかつく。

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