完結小説図書館
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*33*
*後書き*
後書きまで読む派の人っていますよね?私それなんです。
読み終わった直後のその興奮が冷めないうちに後書き読んで、「作者はこんな思いでこれを書いたんだ」って納得して、解説もあったら読んで、「こういう捉え方もあるのか」って驚いて、それでようやく本を閉じるんです。
なので、読む人いないでしょうけど後書き書かせてもらいます。
きっと、この二人の恋物語は千年、もしかしたらそれ以上、世界が滅ぶその日までずっと、続いていくんでしょうね。これはその、長い長い物語の、最初の出会いを書かせてもらったものです。
世界が滅ぶその日までに二人は、どんな物語を紡いでいくんでしょうか。
『カトレア』とは、老いて朽ちてゆくまで一緒にいられるんでしょうか。それとも、『エリカ』より早く別れが来てしまうんでしょうか。
どちらにしろアイビーは悲しくないはずです。だって、また出会えるから。
アイビーって当初はスターチスって名前だったんです。スターチスの花言葉は確か、変わらない思い出、とかだったかな。
その頃は深く考えてなかったんですが、アイビーの過去を思いついていくうちに、「この名前は合わねえ!」ってなって、探して、アイビーを見つけたんです。
エリカは本当にぴったりでした。花言葉は孤独、でも幸せを願う、なんていう花言葉もありましたから。
この物語は、三つの小説に影響を受けました。それは、「鴨川貴族邸宅の茶飯事」「煉獄姫」そしてエピローグのみですが「狼と香辛料」です。
鴨川貴族邸宅の三巻か四巻で、花言葉で会話というアイディアをもらいました。
煉獄姫は気づかないうちにアイビーとエリカの設定の基盤になってました。調べてみたら分かると思います。きっと「似過ぎだろ」ってなるはずです。
狼と香辛料は、エピローグの行商人のアイディアをもらいました。ぜひ「狼と香辛料 ホロ」と調べてみてください。可愛い狼耳の娘が出てきます。←
伏線は多分あらかた回収したはずです。回収しきれていないものがあったらまあ、考えてみてください。←
この物語は一応完結しましたが、実はアイビーとカトレアの話もしっかり考えてあったりします。受験が終わったら、または受験勉強に飽き……疲れたら、この二人の話も書きに来るかもしれません。その時はどうか読んでやってください。
最後になりましたが、ここまで読んでくださった方全員に最大級の感謝を捧げます。参照1000超えるなんて夢みたいです。本当にありがとうございました。