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壊れた後の物語
作者: 彩都  (総ページ数: 20ページ)
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10~

*3*

するとすぐ来た。
ドアを勝手に開け、『ハロークーちゃん』と言う。
「はえぇよ」
「早さは私の取り柄だからね」
そういって僕は靴を履き、外に出た。
生憎住人は居なかった。
なので会わなかった。
適当に道を歩き、古本や安いスーパー等を教えてもらった。
するともう四時だったので、大学に行った。
二つ程授業を終え、家に帰り、すぐ寝た。
すると『友』が現れた。
不思議と話せなく、ただそこにいるかの様だった。
そして目覚めた、夢だった。
僕は大学に行くと今日は授業が無い事に気づき、家に帰った。
僕はゴロゴロしながら本を読んだ。
翌日僕は真友と共にデートをした。
真友は緑髪の少女、つまり僕が壊した少女の事だ。
「デートは粋な事をするねクーちゃん」
「うっせぇ」
そう言いながらもデートは楽しんだ。
映画を見たり、ご飯を食べたり、ショッピングしたり、普通のカップルみたいだった。
夜に差し掛かった時、僕は聞いた。
「なぁ真友、また昔みたいに破壊されたい?」
そう言うと笑いながら真友は言う。
「クーちゃんが破壊するなら良いよ、今度はちゃんと立ち上がれない様な壊し方をしてね」
その台詞に驚きながら思った。
今度こそ破壊してやる。

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