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ヤシノキ町物語 第一話
作者: アルセ  (総ページ数: 109ページ)
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*107*

??????.同・1年A組・教室(中)

   ホームルーム中のクラス。
   教壇に立つ女性教師・・・の隣に制服(セーラー服)姿のモモ・・・緊張している・・・を見て・・・ざわめく生徒達。

女性教師K・M「それでは、転校生を紹介します」

男子生徒1「カモシカ先生、紹介なんかしなくっても僕達この子の名前もう知ってまーす!」

女子生徒1「(立ち上がり)新聞で読みました」

男子生徒2「オレはテレビで見ました」

女子生徒2「私はインターネットで見ました。ミナミ先生 」
   
   「オレも、オレも・・・」「私も、私も・・・」と、騒ぎ出す生徒達。

女子生徒3「うちの学級委員長と大活躍してましたっ!」



 何時の間にか、1年A組の教室内は生徒達の笑い声に溢れ、賑やかに
なっていた。モモは、この状況を把握することが出来ず、戸惑ってしまう・・
・ ・・・。



モモ「(恥ずかしそうに)・・・」
   と、思わず・・・両手で顔を隠してしまう。

ミナミ「ハーイ、皆静かにして、静かに!え〜と、卯野木さんの席は・・・(指さし)あそこね。あの廊下側から2列目の後ろから3番目の空いている席に座って」

モモ「ハイ」


ミナミ「何かわからないことがあったら学級委員長に聞いてね。あなたの右隣の席の子よ」

モモ「ハイ!」

ミナミ「小西さん、宜しくね」

モモ「ん?小西?」

小西の声「(立ち上がり)ハイ」

モモ「(目が合い)あっ?!・・・」
   
   目をパチクリさせるモモ・・・に、笑顔で・・・小さく手を振る小西・・・リカ。

モモのM「パパ・・・ママ・・・何だか、また・・・楽しい毎日が始まりそうです・・・!」



 こうして、モモのヤシノキ町ライフは本格的にスタートした・・・・・・。



                                            完



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