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ヤシノキ町物語 第一話
作者: アルセ  (総ページ数: 109ページ)
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*22*

?.海岸べりの遊歩道・全景(午後)



 日差しがすっかり高くなった午後の陽の光に映る海面は、朝の時よりも益々光を増し、プリズムのようにキラキラと目映く光り輝いている・・・・・・。



  椰子の木の並木路・・・を歩くリカ・・・の跡をつけているタイチ達・・・の跡を追いかけるモモ。

モモ「(木の陰に隠れ)何処まで行くのよ、あの人達・・・」
  と、慎重に進む。

リカ「(腕時計を見て)何とか間に合いそう・・・もう、来てるかな?」

ダイチ「兄貴、そろそろ此処等で・・・」

タイチ「(余所見して)パーフェクト〜!」
  と、擦れ違った美女を目で追う。

ダイチ「ちょっと、聞いてるっ?!人目が付かない内に早く・・・」

タイチ「焦るな!物事をパーフェクトに導くための秘訣は、我慢と忍耐だ!」

ダイチ「(うんざりと)また、始まった・・・」

タイチ「今にきっとチャンスが巡ってくるはずだ。日本男子がそれ位出来なくてどうする?!いいから、オレが合図出すまで黙ってろ!」

ダイチ「(やれやれと)へ〜い・・・」

モモのM「もう、こんなことしてたら日が暮れちゃうし、取り戻せない・・・思い切って・・・(タイチ達を見て)ガラ悪いそうだからやめておこう・・・」




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