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*15*
こんにちはー。前回、「毎日投稿できる」とか言っておきながら昨日投稿しなかった作者でーす・・・。
フユ「ったく・・・。そんなことやってっから物語が進まないんだろうが。」
うぅ・・・。言い返せない・・・。続き・・・書きます・・・。(前回、入力ミスがあり、会話文が読みにくかったと思います。申し訳ございませんでした。)
・・・第三章 初めての妖怪合成!の続き・・・
目の前には、さらさらの銀色の髪は一部分を頭のてっぺんで結び、首には真っ黒な蛇のマフラー。生きているものらしく、私たちをシャーッと威嚇してきた。上半身はノースリーブの銀色の着物、下半身は真っ黒な布を腰巻にして、ウエストのところで紐でとめてある。銀色に輝く瞳は殺意の塊としか言いようがない。
夏美「あ、あなたは・・・?」
?「我は闇オロチ。闇系妖怪のエリートだ。」
ダーク「自分で言うのかよ。」
夏美「確かに。」
フユ「お前ら、今どんな状況か分かってんだろうな・・・。」
フユニャンが呆れ顔で見つめてきた。
闇オロチ(以下闇オロ)「人間、貴様をいまわしき存在として排除させてもらう。」
夏美「・・・へ?」
突然のことに頭混乱。理解不能。
闇オロ「問答無用。・・・はっ!」
いきなり闇オロチは私に襲い掛かってきた。うわっよけられない!
ぎゅっと目をつぶった。しかし、体に異常は感じない。私はおそるおそる目を開けた。
夏美「・・・?」
見ると、フユニャンが闇オロチのマフラーの蛇を腕で押さえていた。どうやら相手はマフラーの蛇を武器にするらしい。
闇オロ「ほう・・・。我の攻撃を受け止めるとは・・・。」
闇オロチは少し驚いているようだった。
夏美「フユニャン、ありがと・・・って、うそ!?」
フユニャンの腕はズタズタに裂け、血が出ていた。おそらく、さっきの蛇がフユニャンの腕を噛んだのだろう。
フユ「夏美、怪我はないか・・・?」
夏美「私は大丈夫だけど・・・。フユニャン、その手・・・。」
フユ「ああ、平気だ。これぐらい。」
言葉とは裏腹に、かなり痛そうにしている。
フユ「ダークニャン、お前は夏美を安全な場所に避難させておけ。俺があいつの気を引いておく。」
え、その状態で?
ダークニャンは分かったというように頷き、こっちだ、と私の手を取り誘導した。
夏美「ちょ、ダークニャン、フユニャン止めないの!?あのままじゃ、フユニャンやられて死んじゃうよ!?そしたらダークニャンだってどうなるかっ・・・!」
ダーク「妖怪は死なない。やられても気絶するだけだ。それに、あいつが止められても聞かないってことは分かっているだろ。」
うーん、そりゃそうだけど・・・。
ダーク「とりあえず、今は様子を見る。」
そう言って、ダークニャンは向こうを向いてしまった。私は納得できなかったけど、迷惑かけるわけにもいかないので、黙って様子を見ることにした。
side フユニャン
夏美には「平気だ」と言ったものの、本当は腕が痛くてしょうがなかった。でも、夏美に心配をさせるのは嫌だったし、なによりも夏美を傷つけるのは許せない。こんな状態でまともに戦えるのか不安だったが、やるしかない。
闇オロ「まずは貴様から始末してやろう・・・。」
そう言った瞬間、相手は突進してきた。でも、ダークニャンよりスピードは遅い。簡単にかわすことができた。手は使えないから、足で相手を攻撃した。
闇オロ「低級妖怪のくせに生意気な・・・!」
こいつ、人を苛立たせることではエリートかもな。(俺は人ではないが。)
闇オロ「ふんっ!!」
闇オロチの足がとんできた。まさか、そんなところから攻撃してくるなんて思っていなかった。よけきれず、運悪くさっき怪我をした腕に当たってしまった。
フユ「ぐっ!」
今回はここまで。ありがとうございました。