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ガルズモンズ 序章編
作者: たくと七星  (総ページ数: 25ページ)
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第9話「親衛隊の逆襲、さらわれる仲間!」パート1



 少年を救い出したガーネット達、レジスタンスのメンバーは未だに続く砂漠の中を歩いていた。アジトであるレジスタンスの本拠地まで道のりは遠い。オニキスを加えた一行だが、どこか様子が違っていた。
 一行はどこか落ち着きがなかった。クリアは恥ずかしそうに頬を赤くしていて、ブブは見ないように視線をそらして、アカオークはニマニマと笑っていた。
 それもそのはず、助けた少年の間を、二人の美少女、ポニーテールの活発で露出の高いスタイルのいい少女と青紫の短髪にボディースーツを着た女性がが肩を抱いて放れようとしないからだ。
「ブヒブヒ、憎いわね、この色男。可愛い女の子に二人も好かれて幸せそうじゃないの」
 アカオークはからかうように門人を茶化した。
「ちょっと、からかわないで何とかしてよ」
「何よ、ホントはうひひ、て喜んでるんじゃないの?」
「普通、男なら喜ぶわよね」
 門人が困っていると、アカオークとアオオークはイジリを更に続けた。
「門人〜、レジスタンスに帰ったら美味しいもの一杯食べようね〜」
 ガーネットがにっこり笑って門人の肩に抱きついた。そしてオニキスにふふんと笑って挑発するのも忘れない。
「おい、いい加減離れないかい?彼が迷惑しているじゃないのさ」
 オニキスはムカっとしたのかガーネットを睨んできた。
「迷惑させてるのはそっちでしょ!そっちが放れなさいよ!」
「困った小娘だ、門人、レジスタンスについたら今度こそは二人で旅をしような」
 オニキス門人に抱きついてくる。これにガーネットは嫉妬の炎を燃やして、門人の腕を引っ張って、オニキスから無理矢理話そうとしてきた。オニキスもこれに気付いて彼の腕を引っ張る。
「いいわねえ、二人の女の子に好かれちゃって」
 アカオークはまだからかいを止めなかった。
「あの、俺、困ってるんだけどなあ・・・」
「いいのよ、あんたはそれだけモテるってことだから、男前なことには自信を持ちなさいって」
 からかいつつもお姉さんらしく門人をフォローするのも忘れなかった。でも、ガーネットとオニキスに引っ張られている状態には変わりなく門人が困っているのは相変わらずだった・・・。


続く・・・。

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