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ガルズモンズ 序章編
作者: たくと七星  (総ページ数: 25ページ)
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第8話「オニキスとの再会、親衛隊の襲撃!」パート6


「ええ、シオン、そいつを信じるの?!」
 ガーネットが目を丸くしてシオンを見た。
「ちょっと待った!まだ敵なのか味方なのか解らないのに?!」
「そうよブヒン、まだレジスタンスの一員なのかはっきりしていないのよ。そう易々と・・・」
 アクアとアカオーク、他のメンバーは不信だった。それもそのはず、オニキスとはまだ一度も会話すらしたこともないうえ同じ仲間という意識はなかった。そのためまだ信じきれていなかった。
「彼の言葉には嘘はありません。ここは信じてみましょう」
 シオンの言葉を聞いて、仲間達は半信半疑だった。それでも門人が言うならと信じてみることにした。
「解った、門人が悪い人じゃないって言うなら・・・」
「まあ、仲間は多いにこしたことはないにゃ」
「これからよろしく」
 ブブやしにたてにゃんこ、フロスティがオニキスを歓迎した。
「オニキスはいいかな・・・?」
 門人が言うとオニキスは仕方がないと頷いた。
「本当なら彼と二人っきりが良かったが、仲間は多いのも一理あるな。解った、そうする、でも・・・」
 オニキスはギュッと門人の肩に抱きついた。
「君は武器がなくてかよわいから私の側を放れちゃダメだぞ」
 それを見てガーネットはムスっとしてヤキモチを焼いた。
「門人〜、私も一緒だよね〜?」
 彼女も門人の肩に抱きつく。
「え、ちょっと」
「おい、彼が困っているだろう。早く放れるんだね」
「な、困らせてるのはそっちでしょ!あんたに門人は渡さないわよ!」
「彼と私は夫婦だぞ、その仲を無理矢理引き離すつもりか?」
「それはそっちが勝手に言ってるだけでしょう!ねえ、門人も何か言ってあげて」
「そうだぞ、この勘違い娘に真実を話してやれ」
 ガーネットとオニキスは彼の肩を抱いた状態で睨み合っていた。門人はすっかり困り果ててしまっていたが、その羨ましい光景を仲間達はニマニマしながら見ているのだった・・・。

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