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ポケモンストーリー コロシアム編
作者: たくと七星  (総ページ数: 36ページ)
関連タグ: ポケモン ポケモンコロシアム バトル アクション 恋愛 
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finalepisode「ラルガタワー」パート5



「バババーーーーーン!!!」
 メガバンギラスが角からかみなりを飛ばして来た。カポエラーとブラッキーは素早く動いてかわしていく。次にはかいこうせんが飛んで来た。
「ブラッキー、ひかりのかべだ!」
 ヌーンの指示でブラッキーはひかりのかべを張ってはかいこうせんを跳ね返す、しかしメガバンギラスは埃を取るように肩を払って何ともない顔をする。
「ブラッキーっ!」
 ブラッキーがあくのはどうを飛ばしたが、メガバンギラスは胸の強靭な皮膚を突き出してガードし、振り払ってしまった。
「カポ!」
 カポエラーが走り出してジャンプした。上空で炎のとびひざげりをしてメガバンギラスに炎のダメージを与えるが、すぐに鎮火されてしまう。
「カポ?!」
 驚くカポエラーにメガバンギラスが角からかみなりを飛ばして来た。カポエラーは緊急回避をしてこれをかわすと蹴りを振るっての衝撃波を飛ばしたが、すべて叩き落とされてしまった。続けてブラッキーがあくのはどうを飛ばしたが、メガバンギラスは口を開いて飲み込んでしまった。
「カポエラー、きあいだまだ!」
「カポ!」
 ヌーンの指示でカポエラーは口を開けてきあいだまを発射した。するとメガバンギラスも口を開けてはかいこうせんを発射、きあいだまを打ち消してカポエラーに大ダメージを与えた、カポエラーは吹っ飛ばされて地面に衝突してしまう。
「ヌーンさん、カポエラー!」
 ムンが心配になるがヌーンは怯まなかった。
「まだだ、まだ戦える、決して諦めないぞ!」
 ヌーンのよびかけでカポエラーは起き上がって走り出した。メガバンギラスの飛ばすかみなりをみきりで防いでいき、接近するときあいパンチを振るって後ろに引き摺らせた。とびひざげりをして転ばせると、持ち上げて投げ飛ばし、尻尾を掴んで回転するように投げ飛ばした。そこへブラッキーがシャドーボールを飛ばして攻撃し、メガバンギラスを墜落させた。
「ヌーンくん、君から感じるぞ、秘められた崇高の念、確かに伝わってくる・・・!」
 ヌーンと彼のポケモン達の勇姿をローガンが見て、彼等の中にある確かな強い思いが感じていた。
「グルル、バババーーーーーン!」
 だがメガバンギラスから禍々しいエネルギーが流れてハイパー状態になった。体中に生えている角から邪悪なエネルギーが漂っていて、それをミサイルのように飛ばして来た。やがてそれはポケモンの形を作っていった。
「ギャシャーーーオオオオウ!」
「ガガガーーーっ!」
「ベベベ・・・!」
 イベルタル、メガゲンガー二体、コノハナ、オーベム五体が出現してヌーン達の前に立ちはだかった。
「何、角からポケモン達が?!」
 メガバンギラスのハイパー状態の力にギンザル達は愕然とする。強大なメガバンギラスに更に軍団が増えて絶体絶命か。
「ピーヒョローウ!!!」
 すると、どこからかけたたましくも神々しい神秘的な鳴き声が聞こえて来た。
「見て!」
 ムンが指を差すと、空から巨大な火の玉が降りて来て、ヌーンの前で止まり、一体のポケモンが現れた。
「これは・・・!」
 ヌーンの目の前にいるもの、それは深紅な翼を羽ばたかせる金色の鶏冠に鷹のような嘴、伝説の生き物をシンプルに表した体系、ホウオウが現れたのだ。
「あれが、バトル山にいるとされている・・・・!」
 ローガン、ギンザル達は息を呑む。バトル山にいるとされる伝説の存在がヌーンの目の前に現れたからだ。
「ヒョロローーーっ!」
 ホウオウがムンの近くにいたエネコとムウマに光を浴びせた。
「え、何?」
 光を浴びた二体はその姿を変えて、エネコロロとムウマージに進化した。
「わあ、ありがとう!」
 ムンが喜び、ヌーンは全てのポケモンをボールに出した。それを見るとホウオウはねっぷうをメガバンギラス達に放って邪気を払い弱体化させた。
「さあ、行くぞ!!!」
 ヌーンの指示の元にカポエラー、ブラッキー、ハリテヤマ、エーフィ、メガヤンマ、エンテイ、ムウマージ、エネコロロ、ホウオウが向かって行く・・・。


続く・・・。

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