完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

【ハク千】千と千尋の神隠し その後のお話
作者: えりかな  (総ページ数: 13ページ)
関連タグ: ハク千 二次創作小説 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~

*7*

千尋「ハク、帰ろう!」
ハク「うん」

ああ、やっぱりかっこいいなあ、なんて思いながら歩き出す。

千尋「あっ、ねえ、思ったんだけど、ハクってどこに住んでるの?」
ハク「千尋と毎日、一緒に登下校したいからね。千尋の家の近くに部屋を借りたんだ」
千尋「じゃあ、すぐ会えるのね!」
ハク「うん、そうだよ」


話によると、ハクはあれから時間はかかったものの、湯婆婆の弟子をやめ、油屋から出たそうだ。元々、ハクは神様だから、人間の姿のままでいられるようにして、トンネルをくぐったらしい。
どうやってしたのか聞いてみたけど、私には難しくてよく分からなかった。
何はともあれ、またこうしてハクと一緒にいられるならなんでも良かった。


千尋「もう着いちゃった…」
いつもなら長ーく感じる帰り道も、ハクがいるとなんだかすごく短かった。
ハク「また明日会えるから、大丈夫」
千尋「またね」

ハクは私が家にすっぽり入ってしまうまで、手を振ってくれた。

6 < 7 > 8