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魔法少女会議
作者: すのーぼっくす  (総ページ数: 13ページ)
関連タグ: 魔法少女 強制変身 女体化 TSF 変身 
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10~

*5*

僕は反射的に、回われ右をして全速力で走り出した。
しかし侮るなかれ、僕は小学校の頃テニス部に入っていた。その為反射神経、走る事には自信がある。
その瞬発力で、一気に差をつけて逃げ切る・・・
はずだった。
「っっ!?」
突然足から、体から、力が抜けてバランスが崩れる。
さらに不幸な事に、最近暖かくなってきたので、制服の袖をまくっていたことが災いし、転んだ時に肘を盛大に擦りむいてしまった。
「痛っ・・・・」
つい、口から声が漏れる。すると後ろから、複数足音が聞こえた。
「はわわわ、大丈夫ですか〜?」
声の主は僕を抱き起こし、僕の体を塀にもたれさせた。次に、僕の肘に手を置く。すると、手から暖かい光が溢れ出した。光は僕の肘を包みこみ、光が消えた時には僕の肘の怪我も治っていた。
「あ、治った・・・。え、えっと、ありがーー」
「・・・あれ?もしかして君、私のクラスメートの辻本 勇気くん?」
ーー声の主は、スノッドグラス(元・浜見 玲奈)だった。
嘘だろ・・・・。
「何だ?スノッドグラス、知り合いなのか?」
「うん、私のクラスメートの子です〜」
追いかけて来た内の一人、さっきのワインレッドポニテの子と、スノッドグラス(僕もスノッドグラスと呼ぶ事に決めた)が話し始める。
「あのー、僕この事は誰にも言いませんし、秘密にしますから、体を動くようにしてください」
「ごめんね、そういう訳にはいかないの。わたし達の会議を見たからには、わたし達の仲間になってもらわないといけないの」
仲間?・・・まさか、仲間って・・・・。嫌な予感がする。
僕は時間稼ぎの為に、話を続ける事にした。

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