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魔法少女会議
作者: すのーぼっくす  (総ページ数: 13ページ)
関連タグ: 魔法少女 強制変身 女体化 TSF 変身 
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10~

*6*

「ええと、僕の体が動かないのはなんでですか?」
「あ、それはわたしがやった事なの」
薄ピンクとベージュのボブカットの女の子が、前に進み出た。こんな優しそうな女の子が、一体何をしたのだろう。
「わたしはメリースリーピンっていうの。わたしは眠りを操れるから、君の体だけ、半分眠っている状態にしたの。軽いかなしばりみたいな感じなの。だから、すっごく頑張ったら、体を動かせると思うの」
ご丁寧に名前まで教えてくれた女の子・・・もとい、メリースリーピンが、仕組みを教えてくれた。試しに、頑張って腕に力を入れてみると、なんとか腕が上がった。なるほど、こういう事か。さらに話を続けようとした時、銀色の髪をショートにした、もふもふの暖かそうな服を着た女の子が、僕の言葉を遮った。
「この子時間稼ぎする気だよ。早く仲間にしちゃおうよ、アリシア」
アリシアと呼ばれたワインレッドポニテの子が、その言葉に頷いた。
「そうだな。悪いけどまた頼むぞ、トレイシー」
やばい。もうこれ以上時間稼ぎは無理みたいだ。腕はなんとか動くが下半身に全然力が入らない。逃げられない。慌てる僕の前に、さっきのアメジスト色の羽が生えた女の子が来た。どうやらこの子がトレイシーというらしい。
「分かった。・・・ごめんね、勇気くん」
そう言うと、トレイシーは一度目を閉じた。何をする気だ?そして、トレイシーが目を開けた。僕は、その目を見た。
「・・・・・・!!」
トレイシーの目の色が、変わっていた。

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