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*15*
坂野
「お、俺のクラスにさ?東京から来た立見っちゅう女子がおるやろ?」
下場
「おん、おるな」
坂野
「そいつがさ。..........俺の家にカギかけてんのに入ってきやがった。」
下場は驚く素振りを見せ、「そんでそんで??」と続きを聞きたがった。
私はお茶を一杯飲み、続きを話始めた。
坂野
「俺はテレビ点けとってさ、そのまま寝てんさ.....」
坂野
「んで目が覚めたら拘束されてんだよ.....」
下場は少し疑ったが、制服姿で裸足で逃げて来た事を考えると直ぐに信じた。
「ヤベェな.....」驚き混じりの共感を口にした。
下場
「お前、家に帰るんか?」
坂野
「そりゃそうや。あいつら多分、まだおるって。」
下場
「今日はここに泊まれ。危ない。警察に電話するわ。」
下場は電話に向かい、110番にかけ、私の家の住所を話した。
「これで安心や。」と彼は言った。
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