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*7*
バチンッ!!バチンッ!!銃剣同士が弾き合う音が響く。
エイヤッ!!!
坂野
「突き!!」
後輩部員
「うごッ!!!」
蓬田
「坂野!!」
周りからはおぉ〜、と言う声が聞こえてきた。
坂野
「腕回りが落ち着いてないっ!!もっと気を締めろ!!」
後輩部員
「はいっ!!」
これで連続5勝目だ。疲れてきた。
坂野
「そろそろ練習試合はお仕舞いだろ〜?」
蓬田
「せやな〜。そろそろ各自練習するか」
後輩部員の一人が手を挙げた。
後輩部員
「.....私が戦います!」
私はそんな勇気のある後輩に、心底驚かされた。
坂野
「そうかそうか!!最後やしな、ええぞ!」
蓬田
「おい、良いんか?坂野」
私はヒソヒソ声で、
「所詮女や。勝てる勝てる。赤子の手を何とやら」
そして銃剣を構えた。
坂野
「遠慮はせぇへんぞ!!行くで!!」
私は早速、銃剣を突き上げだ。
これで決まるかと思っていたが、その部員は手に持つ銃剣で受け止めた。
バチンッと大きな音が響く。
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