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ポケモン二次作品 レイナ~イッシュ編~エピソード1[完結]
作者: ベリー  (総ページ数: 67ページ)
関連タグ: ポケモン 二次創作 
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*10*

私は今、サンギ牧場へ向かっている。と言うのも
サンギ牧場が危ない気がするのだ。
イ「チャーァァムーゥー」
肩に乗っているイーブイがあくびをする。相変わらず、変わったあくびをするなーと思った時、サンギ牧場に着いた。
レ「ん?あれっ。」
サンギ牧場の奥に、世界で一番しない髪型であろう、ハリーセン頭がいた。私はヒュウだとすぐ分かった。よくみたら、後ろに夫婦がいる。なにかを話した後ヒュウは怒ったように、草むらの方へ走っていった。私は急いで、夫婦のもとへ。
レ「どうしたんですか?」
夫「ああ、君もトレーナーさんかな?」
レ「は、はい」
婦「実はね、家のハーデリアちゃんが奥の草むらにいったっきり帰って来ないの。」
夫「いつものこと、だから大丈夫って会話をしてたら、さっきの少年が詳しいこと、を教えろって言うから教えたらそのまま草むらの方に走ってっちゃって。」
いつもの私なら「そうですか」といってサンギ牧場を後にしていただろう。しかし今回はいやな予感がする。なんか背筋がゾクッとするような感覚。速く行かなければ!
レ「ありがとうございます。」
私はそう言って草むらの中を走っていった。

途中で荒れた草むらがあった。ポケモンが暴れたのだろうか。
ヒ「テメェ!」
ヒュウの声が聞こえる。私は急いで声の方に向かった。

着くと現場は色々カオスな状況だった。まずそこは行き止まりで奥にハーデリアがいる。それを追い詰めるように、プラズマ団の下っぱが二人いる。またそれを追い詰めるようにヒュウがたっている。
レ「どういう、状況?」
ヒ「お前はいい、あっち行け。」
はぁ?!蹴ってやろうか?!という感情を必死におさえ、自分で状況を整理した。まず、プラズマ団の下っぱ(A)の手には、リオルが入ったネットが、このネットはダークウェブで見たことある。電流が流れるネットだ。まとめると、プラズマ団(A)はヒュウに向かって、「このポケモンがどうなっても良いのか!」といっているようなものか。これは、さすがのヒュウも手出しできないらしい。ん?もしかして、さっき荒れていた所はリオルと争った跡だったのかもって、今それは関係ない。私は自然な動きで手を腰にあるウエストポーチに伸ばす。ヒュウは私の動作にきずいたのか身構える。下っぱ達は全然きずいていない。私はヒュウに目で合図をすると、プラズマ団(A)の斜め後ろにある木を狙って、ナイフを少し弱めにうつ。すると、ナイフはつきささらずに「カーン」という音をだして落ちる。
(A)「なんだ!」
下っぱ達は後ろを向く。その刹那ヒュウがプラズマ団と一気に間合いを詰めて下っぱ(A)の持っているネットを引き剥がし、投げ飛ばす。下っぱ(A)が倒れる。
(B)「ひひぃ!」
と下っぱ(B)が言うと逃げ出す。ポケモンをだして来ないということは、ヒュウがもうボコッているからだろう。私は下っぱ(B)の足をはらい、下っぱ(A)の上に投げ飛ばす。私はすぐさまリオルの治療をする。
ヒ「はあ。余計なことを。」
レ「余計で悪かったわね。」
私はリオルの治療を終えると試しにモンスターボールをなげてみた。すると、すんなり捕まえられた。少し私は微笑むと、言った。
レ「こいつらどうする?」
ヒ「とりあえず、ジュンサーさんに通報だな。」
レ「そうね。」
ヒ「あ、あのさ、さっきはさ余計なことって言ったけど一応サンキューな。」
レ「どういたしまして。」
それを合図にハーデリアはご主人のもとへ走り去って行った。
レ「私達も行こうか。」
ヒ「だな。」
〜サンギ牧場夫婦にて〜
夫「ああー!愛しのハーデリアちゃん!」
婦「二人共ありがとうね!」
ヒ「あのさぁ、そんなに大事なポケモンならもっと大切にそだてろよ。いつ居なくなるのか分からねぇんだから。」
地をはうような低い声を出して言う。背筋がゾクッとするような声で、凄く怖い。夫婦は怖さのあまりなにも言えずにいた。
レ「ヒュウ、そろそろ行こうか。今回はありがとうございました。」
さすがの私でも、これを言うのが精一杯だった。
やっぱり、あの日の出来事を引きずっているのだろう。私が強かったらあんなことにはならなかったのにっ。私のせいで,,,私はプラズマ団を壊滅させるという決心を改めてし、サンギ牧場を後にした。

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