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*27*
〜屋上 レイナ達〜
ポケバに負けてしまった。Zのクリムガン一匹で私達のポケモンを全てノックアウトされてしまった。
ヒ「やっぱり、強いっ!!」
Z「じゃ、俺は下に戻ってカゲロウさんと交渉を,,,」
私はいかせまいとナイフを投げる。しかし、Zは余裕でかわす。
Z「あらら、簡単には行かせてくれないみたいだね。」
Zはそう言うと背中に手をまわす。「ズリー」という音がしたと思うと、手には槍を持っている。私は刀を構える。ヒュウもつられて槍を構える。
ヒ「相変わらず、その槍どこに隠しもってるか、不思議で仕方ない。」
Z「それはこっちの台詞だよ。」
レ「ヒュウへまするんじゃないわよ。」
ヒ「お前もな。」
そう言うと、私達はZに向かって攻撃を仕掛ける。
「カンッ、カンッ」と金属音を鳴り響きかせながらZは華麗に私達の攻撃を受け流してくる。ヒュウはZの後ろに周り込むと足払いをする。しかし、Zは私の攻撃を受け流しながらジャンプして足払いを避ける。
レヒ「なっぁ!」
Zは無防備のヒュウの横腹を蹴る。
ヒ「ガハッ」
レ「ヒュウ!」
ヒュウは吹っ飛ばされる。
Z「よそ見は良くないよ〜」
レ「しまっ!」
が時既に遅し。Zの蹴りが私の横腹目掛けて飛んでくる。私は相討ち覚悟で私の刀に重なっている槍をはねのけ、刀背でZの横腹を叩く!
レZ「かはっ!」
私とZは同時に吹き飛ぶ。しかし、Zはバランスを整えすぐに立つ。
ヒ「レイナっ!」
と私はヒュウに受け止められる。
ヒ「立てるか,,,」
レ「ええ、なんとか。」
ヒュウに支えられながらなんとか立つとZを睨み付ける。
Z「ふう、やるじゃないか。でも、ここからだよ。」
と,,,Zのライブキャスターに着信が届く。Zはすぐに出る。
Z「俺だ。」
今だ!と私はZに向かう。
ト『よく聞きなさい!』
トモバの声だ。私とヒュウはピタッと止まる。
マ『お前の部下は全て倒した。』
ト『降参するならいまよ〜』
Z「なっ」
倒されると思ってなかったのだろう。明らかにZは動揺している。しかし、すぐに落ち着く。
Z「そうか〜それは予想外だな〜」
Zはそう言うと屋上の外にライブキャスターを投げる。
レ「ちょっとZ!!」
Z「今回は俺達の負けだ部下の処理は任せるよ。」
Zはそう言うと網の上に立つ。逃がさない。私はZに向かうと目を疑った。Zの後ろに大きい空飛ぶ船が現れたのだ。
ヒ「なんだ?あれ,,,」
私達はおどろきながらその場で棒立ちしていた。
Z「紹介しよう我がプラズマ団基地だ!」
ああ、いま分かった。ずっとプラズマ団の本拠地を見つけられなかったのは、移動していたからだ。
Z「じゃ、この勝負はお預けねー。」
そう言うとZは船に飛び移った。そして船は海の方へ飛んでいった。