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*26*
〜会長室 マオ視点〜
俺達は、プラズマ団の下っぱ達と戦っていたが、倒しても倒しても霧が無く、俺は体力が持ちそうになかった。
マ「はあ、はあ、トモバ、体力まだどれぐらい残ってる?」
ト「はあ、はあ、ふう、もうすぐ限界。」
マ「レイナの言う通り、多勢に無勢だったな。」
俺達は、周りのプラズマ団を睨み付ける。
ト「お祖父様とおばあ様は縛られたままだし、お父様は体力が限界で動けそうにないし,,,」
マ「どうしたものか,,,」
爺「頑張れ!マオ!奉羽!負けるな!」
爺さん!今まで孫に会長を押し付けるクズ野郎だと思ってたけど、見直した!
爺「マオ!お前が負けて、統治グループの顔に泥を塗るようなことはするなよ!」
前言撤回、爺さんは最低だ。
爺「マオ!次期会長の器見せてやれ!」
うるさい
婆「次期会長!踏ん張りなさい!」
うるさいうるさい
カ「次期会長になるんだぞ!頑張れ!」
うるさいうるさいうるさい!俺は、俺は、探偵を継ぎ足たいんだ!
マ「分かった。」
,,,,,,,,,は?何いってんだ?俺,,,考えてることと言ってることがちぐはぐじゃねーか。なんで、言えないんだよっ!くそっ!
ト「嫌だ。」
え?トモバ?
爺婆カ「え?」
ト「嫌だって言ってるの!私達の将来を勝手に決めないで!」
トモバが怒りに似たような目で親父達を見る。
爺「何いってんだ?奉羽!」
ト「そのまんまの意味よ。私は会長になりたい。お父様の跡を継ぎたいの!」
清々しいほどはっきりした意見。俺もつられて本音をこぼし始めた。
マ「俺だって、会長じゃなくて探偵になりたい!母さんの跡を継ぎたい!」
ト「私は、お父様達が勝手にひいたレールなんか走らない。自分で、敷いた道を自分の足で歩く!お父様達がひいたレールではしる義務なんてない!」
ああ、今気づいた。この事に一番悩んでいたのはトモバだったことを,,,
ト「お願い!バニリッチ!ほらマオ!ラストスパート!一気にいくよ!」
マ「おう!出てこいハーデリア!」
絶対に統治グループを守りきる!