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ポケモン二次作品 レイナ~イッシュ編~エピソード1[完結]
作者: ベリー  (総ページ数: 67ページ)
関連タグ: ポケモン 二次創作 
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レ「ヒュウ!どうした?」
ヒ「ここがプラズマ団の集まりだって聞いて急いで来たんだ!ってお前っ七賢人のロットじゃねーか!」
するとヒュウがロットの首をあし掴みにする。
ロ「アッッ、ガッッ」
周りの人やポケモン達が怯えて後ろに下がる。
レ「ヒュウッ!」
私はヒュウを横殴りにすると首を掴み床に押し付ける。
ヒ「アッガッ!」
レ「勘違いしないで。ここにいるのは、元プラズマ団よ。てか、こんな目立つ所に基地作るほどプラズマ団もバカじゃないわ。」
私はヒュウの首を放す。
ヒ「ゴホッ!ゴホッ!,,,すみませんでした。」
ヒュウはロットに謝る。
ロ「いや、大丈夫だ。」
ヒュウは立ち上がると外に向かう。
ロ「もう、行くのかい?」
ヒ「ああ。ただこれだけは忘れるな。お前らがやったことは、永遠に残る。一生そこで反省してろ。」
レ「聞き捨てならないわね。ロットさん達がやったことは、永遠に残る。そんなの自分達が一番わかってるわ。自分の事を棚に上げて命令してんじゃないわよ。何様のつもり?」
ヒ「じゃあお前は、このままほっとくのかよ!」
レ「ええ。この人達がようやく手に入れた場所よ。そんな苦労を知らない私達がその場所を奪う権利は無い。」
ヒ「何言ってんだよ!こいつらは俺達みたいな被害者の気持ちなんて分からない!直にそれを教えるべきだろ!」
レ「じゃあ、お前は、私達みたいな罪を犯した人達の気持ち分かる?」
レイナのオーラがガラッと変わり周りが静かになる。
レ「分からないでしょう?それを直に教える?何言ってんの?お前らみたいな被害者はこんなこが二度と起こらないように、こんな気持ちを体験させないようにするべきでしょうが!自分の正義を人に押し付けるな!エセ正義が!」
ヒ「は?何言ってんだ。お前も被害者だろ!何敵の味方してんだよ!」
レ「敵?ロットさん達はもうプラズマ団じゃない。だからこそ、もうこの人達は自由の身よ。その人達の自由なんて奪うものじゃないわ、勝手に人を決めつけるんじゃないわよ!」
ヒ「は?おまっ。」
レ「もうらちがあかない。引き留めて悪かったわね。行くなら行きなさい。」
ヒ「っっ!ああ、そうさせてもらう。」
ヒュウはイラつきながら施設を後にした。

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