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【ウマ娘】皇帝と女帝と怪物と俺達【完結】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 25ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 ウマ娘 たぬき要素有り オリキャラ
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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 25ページ)
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*13*
………
溶岩は言う。
最早G1を制すのみでは満足せず、より上の戦いを欲していたナリタブライアン。
そして自身もまた、絶えることのない時空犯罪者への処罰に飽きが来た……というよりは、非常に退屈であった。
その2人の利害が一致し、トレーナー関係へと発展した。
「……なら、さっきのはなんだ?」
「あれはトレーナーが連れてきた別世界の生物達だ」
「いや、生物達……というのは少し違ったか、ロボットの時もあれば超越生命体なんてわけのわからんものが来たこともあった。」
「私は毎日そいつらと相手をしている。」
つまり、暇を潰せる相手が欲しい、というのが二人の願いだった。
そこで、溶岩はナリタブライアンの実力を利用した。
以前、行われた時空最速の件もあり速さに関しては譲れなくなった者も世界各自で増えてきた。
その為、溶岩が少し用意すれば…簡単に呼び出せる。
そして、ナリタブライアンもまた未知の相手と今までに無いレースを味わうことが出来る。
「なるほど……なんか、綺麗な形で二人の希望が重なってこの関係が維持されているというわけか」
「しかし、よくもまぁ毎日幅広く呼べるものだな」
「走りに飢えているのはナリタだけではない……らしい、俺は興味無いが」
「まぁ……俺としても見物価値はあるものとして、一時の暇を解消させてもらっているわけだ」
トレーナーとナリタブライアンの関係を聞いて、たくっちスノーは思った。
自分とシンボリルドルフの関係と似ているのだ。
「でも今日は何か帰したっぽいけど、いいの?」
「構わん、なぜなら……」
「今日のブライアンの相手はお前だ、たくっちスノー」
「………はい?」
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