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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編
*75*
21:50
「もうキレた!!何がなんでも勝利をもぎ取る!!」
たくっちスノーは自分の頭に人が乗ったことがよほど屈辱的だったのか、背中から蜘蛛の足、蟷螂の腕、蜂の針を飛び出して壁に突き刺し、蝉のように山頂に張り付くというもはや逃走中どころかリアルの逃走でも捕獲が難しい禁忌の手段を取り出した
「こいつヤケになりすぎだろ!!」
「やる気のある奴呼んでくれよ~(ブーメラン)」
「いや、これはまずいでしょ、ゲームマスターに報告させてもらうね」
逃走者はゲームマスターに着信を入れる
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「あっははははははなにそれ!?バカみたいだな!はははははは!!うちのたくっちスノーの奴はムキになりやすいとこあるからなー!!そんなことするなんて、はははは!!」
そして、たくっちスノーの状態を聞いたたくっちスノーはこれ以上は中々無いくらいの大笑いをしていた、こんなハプニングは黒影が望んでいたくらいだ。
「あの、バカ笑いしないでください大事なんて、このままじゃ賞金かっさらわれちゃいますよあんなのに」
「大丈夫大丈夫!ロズムントがそういうのしっかり考えてあるって言ってたから!気にすんな!」
「は、はぁ………」
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20:00
「なんか貴方のお父さん大爆笑してましたよ」
「黒影殺す………100回くらい殺してやる……」
「どうします?」
「どうしますって決まってるだろ、撃ち落とす」
「撃ち落とす!?なんでそんな発想出てくんの!?」
「ソウゴ、確かあれあっただろ撃て」
「ええ………あれをアナザーライダー以外に撃つのはちょっと………」
「じゃあこの際近接武器でもいい、あいつに投げろ」
「投げ返されそう」
「貴方たちと違って我々刺さったら死にますからね?」
「大丈夫だ!作者が殺したいと思わない限りキャラクターってのは何があっても死なないものだ!」
「なにが、どう、大丈夫なのか」
集団となってたくっちスノーを見物する逃走者達にハンターが迫る………しかし、流石にハンターが来ないと思うほど警戒心は抜けていない
「ほらー!!さっさと捕まれ!!凍結したらそいつの水晶の前でタップダンスしてやるからな!」
「お前ほんとクソ野郎だな!リニュ後でもキレたらそうならねぇよ!」
「リニュ後だって元はと言えば俺だってこと忘れるなよ!」