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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 70ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン小説SEASON3 バッドエンド マジンガーZ ゲッターロボ
*29*
『マジンガー陣営』
ドーーンッ!
大きな爆発でボロットの首部分が一瞬飛び上がる
たくっちスノー
「うわっ...なんだ!?」
かなちゃん
「今、何かが爆発したような感じがしましたね」
リリィ
「誰かが戦ってるってこと!?」
ZERO
【たくっちスノー 近クデ多量ノ ゲッター線 ヲ感知 ゲッターノ機体デ間違イナイダロウ】
たくっちスノー
「ええっ!?ゲッターロボいるの!?」
リリィ
「そういえば...ボロットは武装ないって」
たくっちスノー
「あるにはあるんだよ...ミサイルとかそういうの」
たくっちスノー
「ただ...スペック上の問題でルストハリケーンや光子力ビーム、ロケットパンチにブレストファイヤーは装着されてないんだ」
リリィ
「付いていること事態がおかしい気もするけどね...」
海動
「ま、俺達がパイロットを引きずり出してやればいいだけだ」
たくっちスノー
「えっ、出来るの?」
真上
「出来ると思うか?」
たくっちスノー
「...貴方達だと不可能とは言い切れないから怖いよ」
たくっちスノー
「ていうかこれがロボット小説じゃなかったら凄い完璧なパーティーだよ」
かなちゃん
「壁役の私、突撃の海動さん、ヒーラーのリリィさん、後方追撃の真上さんですからね」
リリィ
「うわ、ほんとだバランスいい...」
海動
「ごちゃごちゃ言ってねーでもっとスピード上げろ!」
たくっちスノー
「おう!」
...と意気込むが、ボロットの動きが止まってしまう
海動
「上げろって言って何で止まるんだよ!」
かなちゃん
「えーと...あ、燃料切れです」
たくっちスノー
「定員オーバーなのに無茶させちゃったしなぁ...」
真上
「ここからは走るしかないな」
リリィ
「これ、置いてくるんですか?」
たくっちスノー
「心配はいらないよ、これどんなエネルギーでも動くからZEROに頼んで光子力エネルギー分けてもらうよ」
かなちゃん
「それなら私とたくっちスノーは留守番になりますね」
海動
「足手まといにはなるんじゃねぇぞ」
リリィ
「私だって、その気になれば戦えるんですから!」
真上
「足元に気を付けろ」
リリィ達はボロットから降りて砂浜を走っていく...
たくっちスノー
「もしもしZERO?光子力エネルギーポリタンク分頼みたいんだけど」
ZERO
【ソンナ機体 ガソリンデモ詰メ込ンデオケ】
たくっちスノー
「いや、まぁガソリンでも動くけどさぁ...そこをなんとか!」
ZERO
【ウルサイ アンナポンコツナンテソレデイイ】
たくっちスノー
「ボロットカワイソス...」
『ゲッターロボ陣営及びエクストラストーリー』
竜馬
「おおおおりゃあああ!!」
ビィィィィィ!!
ブラックゲッターから放たれるゲッタービームが立麻達を凪ぎ払っていく!
立麻
立麻
立麻
立麻
立麻
立麻
「ぐわああああああ!!」
しかし後ろから立麻はどんどん沸いてくる
竜馬
「くそっ、キリがねぇ!」
ホワイト
「大丈夫?」
竜馬
「大丈夫で済まねぇかもな」
ホワイト
「ええー!?」
竜馬
「あいつ...一体何者なんだ...?」
ホワイト
「あっ、後ろから何か来るよ!」
竜馬
「チッ...援軍か!?」
ホワイト
「多分違うー!」
海動
「オラオラオラオラオラァッ!!」
リリィ
「うわぁ...凄い勢いで切り捨ててる」
真上
「アレは峰打ちだ、死にはしないだろう」
リリィ
「ですが...」
真上
「しかしリリィ、何か妙な奴とは思っていたが...化け狐だったとはな」
リリィ
「あ、今まで狐が喋るところに関してはノーリアクションなんですね」
海動
「真上!ボサッとしてんじゃねぇぞ!」
真上
「分かっている!」
リリィ
「...この人たち、本当に人間?」
竜馬
「なんだアレ...」
竜馬とホワイトは空から凶漢な男二人組...海動と真上が後方から立麻クローンたちを切り払い、撃ち抜く姿を呆然と見ていた
ホワイト
「変な人ー」
...
リリィ
「ねぇ...二人とも見て!あの空にいるのってゲッターじゃない!?」
海動
「ああ?...なるほど、狙いはあいつか」
リリィ
「どうする?」
真上
「どうするだと?...そんなの決まっている」
海動
「奪い取る!」
リリィ
「ええっ!?」
ZERO
【兜甲児 ヲ優先シロ!】
リリィ
「え、ええとそれは承知の上で...」
ZERO
【レーダーハドウナッテイル?】
リリィ
「ええと...あの黒いゲッターの近くに反応があるよ」
ZERO
【フム...コレハ私ト同ジ『Z』ノ光子力反応ダ】
リリィ
「あ、近付いてくる!!」
「うおおおっ!!ロケットパーンチ!!」
海動
「ああ?」
突如、空から拳が飛んできて、近くの崖へと突き刺さる!
甲児
「竜馬さん!大丈夫か?」
竜馬
「おせぇぞ!甲児!」
ZERO
【兜甲児!!!】
甲児
「...ん?そこにいるのは誰だ?」
リリィ
「あ、兜甲児さんだよね?」
甲児
「ああ、確かに俺は兜甲児だが...」
マジンガーZが近付いてくると、突然たくっちスノーが通信をかけてくる
たくっちスノー
【おい!ちょっと待て!!こっちから話はある程度聞いてたけど今、竜馬さんって言わなかったか?】
甲児
「あ、ああ...竜馬さんを知っているのか?」
たくっちスノー
【リリィさん】
リリィ
「何?」
たくっちスノー
【ゲッターの方も連れて帰ってきてくれないかな?】
リリィ
「えええっ!?」