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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 70ページ)
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*20*
『戦いの時』
たくっちスノー達は海動達の乗るカイザーを追いかけていく
たくっちスノー
「よーし、カイザー達を追いかけるぞ!」
かなちゃん
「あの人らなら補給なんてやっても足手まといだとか言って跳ね退ける気もしますがね」
たくっちスノー
「それでもいないよりはマシだよ!」
リリィ
「あの~...聞いてもいいですか、これは?」
たくっちスノー
「ああ、このロボットのことかい?」
たくっちスノー
「こいつは『ボスボロット』だよ」
リリィ
「ボスボロット!?」
かなちゃん
「ええ、マジンガーZの世界ではよくサポートしたりする...いわば、マスコットですね」
リリィ
「あの、これ...名前にボロってあるけど」
たくっちスノー
「心配しないで、言うほど弱くはない!」
リリィ
「そうは言われても...」
かなちゃん
「あっ、カイザーが見えてきましたよ!」
リリィ
「どれ...ひえっ!?」
リリィはマジンカイザーの姿を見て一瞬戦く
無理もない、その姿は頭部のパイルダーは骸骨の形
ゴツゴツとした黒いボディとギザギザの剣、禍々しい胸の熱板
...リリィらしく例えるとするなら、その姿は暗黒の魔神...
リリィ
「あれ本当にこっちの味方なの?」
たくっちスノー
「マジンカイザーSKL...うん、あれ味方だよ」
リリィ
「あれが!?バリッバリの敵みたいな風貌してるのに!?」
かなちゃん
「危険人物ですけど命令はある程度聞いてくれたりはしますよ」
リリィ
「え、ええー?」
たくっちスノー
「おーい二人ともー!エネルギーが尽きたら持ってってやるから好きなだけ暴れろー!」
真上
「好きなだけ暴れろ...か、そんな命令」
海動
「百も承知だァ!」
たくっちスノー
「だけど...殺すのはあくまで殺しに来た相手だけだ」
海動
「ああ」
リリィ
(あれ、もしかしたらわりといい人?)
...
たくっちスノー
(海動剣...貴方を呼んだのは無関係な市民を殺さない人だって分かってたからだ)
たくっちスノー
(へへ...神にもすがる思いってのはこういうことさ)
たくっちスノー
(頼むよ...地獄)
...
真上
「海動」
海動
「どうした?」
真上
「この辺りは村が多い、普段のようにやりあったらタダではすまないだろう」
海動
「へっ、なら空で戦えって事だろ?でりゃあああああ!!」
カイザーはウイングクロスを広げ、空へと駆け上がり進んでいく
海動
「ゲッターロボ!俺達は逃げも隠れもしねぇぞ!さっさと出てきやがれ!!」
立麻
「なら出てきてやるよ!!」
三つのゲットマシンが空から颯爽と現れる
真上
「こいつがターゲットか」
立麻
「チェェェェンジゲッタァァァァ!!アァァァァァァクッ!!」
三機のゲットマシンは赤色の悪魔のような機体『ゲッターアーク』となる
立麻
「なるほど...向こうも悪魔が攻めてきやがったか!」
海動
「悪魔?そいつは検討違いだ!俺達は悪魔なんて生温いもんなんかじゃねぇぜ!!」
立麻
「それはそうかい!だがてめぇらがどんな存在だろうと、神であるゲッターアークの前には...」
真上
「フン...神だと?」
海動
「神に会うては神を斬り!」
真上
「悪魔に会うてはその悪魔をも撃つ!」
海動
「戦いたいから戦い!」
真上
「潰したいから潰す!」
「「俺達に大義名分など無いのさ!」」
海動
「行くぜゲッタァァァァァ!!」
立麻
「来い、マジンガァァァァァ!!」
空の上で、悪人面のロボットがぶつかり合う...
リリィ
「これどっちが味方なんだろう」
その光景をボロットは地上から見ていた...
かなちゃん
「これ空飛べないんですか?」
たくっちスノー
「設計者がスクランダーを想定してなかったからね...」
リリィ
「設計者の顔が見てみたいかも...」
たくっちスノー
「おっと何もしないわけにもいかない...補給がダメならこいつで避難要請をするんだ!」
リリィ
「了解!」
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三日目
マジンカイザーSKL
VS
ゲッターアーク
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マジンガーNo.3
『マジンカイザーSKL』
Separated Killing Lordの異名をもつ謎のマジンカイザー...というか、実際のところ詳細不明でマジンガーなのかも疑わしい謎の機体
常人では乗ると身体が燃え上がるような幻覚に見舞われ、発狂・自傷を行い自殺してしまうと語られているらしく、実質海動と真上専用機である
マジンガーらしからぬガン=カタと荒々しい剣の猛攻を得意とする集団型
ゲッターロボNo.3
『ゲッターアーク/ゲッターキリク/ゲッターカーン』
リアルワールドでもあまり干渉されなかった幻のゲッターロボにして、立麻が『神』と称するほど無駄のない機体
全ての形態が他のゲッターロボと比べて禍々しい悪魔のような姿をしているのが特徴。