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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 13ページ)
関連タグ: メイドウィン逃走中SEASON3 オリジナルゲーム カメラを止めるな 出演中 MM○○中
*10*
「よし、後は爆弾をどう作るか……だな」
「研究室は壊れたし、台本も専門用語っぽい事を言えとしか書いてなかった、ここからどうしようか」
たくっちスノーとアサルはパルスザガの視界から外れるように隠れる。
「あの、ちょっといいですか?」
「ん?どうしたアサル」
「今、時刻どれくらいですか、演じてると分かんなくなって」
「ああー……今22分だからもうクライマックスに入る時期だ、なぁゲームマスター!スタッフロールって30分に含まれてんの?」
『含まれてるわよー』
「スタッフロールはざっと1分くらいだとして、あと7分だな……」
「あと7分で怪獣倒さないといけないんですか!?」
「そうだよ!今から爆弾作ろうにも、研究室はもう無いし何から作ればいいか……」
「パルスザガが踏み潰した戦車ならありますけど」
「しめた!戦車があるなら砕けてても装弾とか火薬も入ってるぞ!」
「そんなんでいいんですか?」
「今回はドラマだからいいんだよ!」
たくっちスノーは残骸になった部品を回収していく。
「いかん鉄が足りん!リカルド、ちょっと能力を解放していいから壁とかコンクリート壊して、怪獣がやった事にするから」
「演技の為とはいえもう滅茶苦茶ですね」
瓦礫やパイプなどを使って、なんとかして即席の爆弾を作った。
完成した爆弾を持って、たくっちスノー達はパルスザガの元に向かう。
そこでは既に戦闘がクライマックスを迎えようとしていた。
風船人形がそれっぽく動き、お構い無しに暴れる怪獣。
後はヒロインの戦闘機にこれを取り付けて特攻、ヒーローが寸前でヒロインを救助すれば無事終了なのだが……
「で……水星ちゃんの乗ってる戦闘機どれよ?」
「パイロット技術はあるのでまだ撃墜されてないはずですが……」
「す、すみません遅れました!」
♪祝福
「おいなんか音楽流れ始めたぞ」
空から何かが飛来してくる……
「あ、あの………戦闘機に乗ってみたんですが、ちょっとあの怪獣を倒すには心持たないと思いまして」
「エアリアル持ってきたんですけど……」
「はあ!?」
スレッタは飛行機のドアを開けると、コックピットに乗り込む。
そのままエンジンをかけて、ガンダム・エアリアルを起動させる。
たくっちスノーとアサルは急いでその場を離れた。
アサルは通信機を使い、スレッタに連絡を取る。
「ちょっと!!何してるんですか!」
「えっ、何かまずかったですか!?ミオリネさんに許可取った方が良かったですかね!?」
「違うわバカ!何ガンダム持ってきてんだ!話の趣旨が変わっちゃうだろ!」
「で、でも逆にアリじゃないです!?」
「無いわ!」