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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 13ページ)
関連タグ: メイドウィン逃走中SEASON3 オリジナルゲーム カメラを止めるな 出演中 MM○○中
*5*
「いよいよもって後俺たちになっちまった……ちなみに俺は最適解見つけちゃったから頑張って考えて水星ちゃん」
「と、と、と言われましても………」
スレッタはガチガチに震えている。
「ヒロイン余ってるしヒロインでよくね?」
「怪獣物のヒロインって何やればいいんだよ!?1番ヒロインいらない題材だぞ!?」
スレッタの台本はいつの間にか変わっており、ヒロインの所にスレッタの名前が書かれている。
どうやら相手が提案しても強制的に決定になるらしい。
スレッタは突然のことに慌てるが、台本の修正は出来ないようだ。
チラミの声が聞こえる。
「はいっ!配役が決定したわね〜!じゃあ10分間時間をあげるからしっかりやる事やセリフを覚えておくように!」
「本番にはカットもCMも休憩もないから頑張って演技するように!」
「おい待て!」
通信が切れた。特別スタッフのメンバー達はそれぞれの持ち場につき、各々で演技の練習を始めた。
カノコとスレッタとリカルドはアサルと赤塚に演技指導を受けている。
大地は台本を読み直しながら、何度も繰り返し台詞を呟いていた。
そして、10分が経った。
「はい、本番始まるわよ〜!」
「と……いよいよか。」
遂に『出演中』が始まる。
視聴者の前でいかに面白く演技が出来るか、話を盛り上げられるか……
そこが問われる。
果たして、たくっちスノー達は新ゲームを上手く遂行できるのか………
そして、たくっちスノーにデータが受信される、月村サトシからだ。
『出演中特別スタッフチーム・ゴールドのメンバーを貴方に伝えておきます』
と、書いてあったのは………
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その1
『浮世英寿』
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(浮世英寿……聞いたことがある、確かデザイアグランプリでずっと出演し、無敗の王者として君臨している人気の仮面ライダーだ)
(しかも以前、願いを1つ叶えて大スターになったからテレビ的注目も抜群……)
(そんな凄い人がチームゴールドのリーダー!?)
大地が驚きながら台本に目を通すと、そこには英寿について色々書かれていた。
(だ、大丈夫か同じヒーロー役として……)
一方たくっちスノーもちょっと焦っていた。
(マジかよ……)
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2人目
『フィーネ・フォルテ』
3人目
『ライチ・ペパー』
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(2人揃ってある意味俺の身内……)
(というか、フィーネ姫もライチもなんで特別スタッフになってるんだよ………)
様々な思いの中、遂に出演中が始まる……!
出演中はセット等は一切使用しない、今いるのも本物の街並みだ。
当然普通の人間も数多くいるし、これが撮影されていると知っているものも居ない。
完全なるリアリティが究極のエンターテイメントを作るというチラミの考えからだ。
プレイヤーは配役に合わせ、各自自動的に持ち場に置かれる。
「じゃあ、皆準備はいいかしら〜?」
「あ……まずい!このゲームボーッとしてる暇ない!!特に俺の役はすぐ始まるんだ!」
慌てるたくっちスノーは急いで配置につく。
「アクション!」
『30:00』
【大怪獣パルスザガ】