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ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 63ページ)
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*49*

ユニ
「常識のクイズなんですよね?これ本気で言ってるんですか」

たくっちスノー
「本気だろうよ」

たくっちスノー
「とある世界、米国を指揮する大統領ファニー・ヴァレンタイン氏は言った。」


『誰かが最初に右のナプキンを取ったら全員が『右』を取らざるを得ない
もし左なら全員が左側のナプキンだ
そうせざるを得ない

これが『社会』だ…………
土地の値段は一体誰が最初に決めている?』

『お金の価値を最初に決めている者がいるはずだ
それは誰だ?
列車のレールのサイズや電気の規格は?
そして法令や法律は?
一体誰が最初に決めている?

民主主義だからみんなで決めてるか?
それとも自由競争か?』

『違うッ!!
ナプキンを取れる者が決めている!』

『この世のルールとは「右か左か」?
このテーブルのように均衡している状態で一度動いたら全員が従わざるを得ない!
いつの時代だろうと………この世はこのナプキンのように動いているのだ』


たくっちスノー
「…………時空監理局は、大統領の言葉を借りるならあらゆる手を使ってあらゆる世界のナプキンを取れる存在だ」

たくっちスノー
「バランスを守るものとしては常に握っておきたいもんだからな」

ジーン
「………しかしその権威を、自分勝手なことに?」

たくっちスノー
「少なくとも雪がいた頃はそういうのが酷かったって話だ」




『第4問』
「車のマナーです」

たくっちスノー
「うわ、出た車のマナー………こういう注意喚起とか心構えみたいなやつ、リアルワールドでもひねくれた答え出すから嫌いなんだよ」

たくっちスノー
「夜は人に警戒するべきかって問題に昼も警戒するから×とかさ」

メアト
「ひねくれてるわねー」

『救急車が見えたら、道を譲るべきである』

たくっちスノー
「救急車ってのは病院専用の車だよ、看護師とか患者を乗せているんだ」

たくっちスノー
「病院に付くまでに軽めの処置は出来るようになっている」

ユニ
「つまり病人が乗っているんですか、当然譲るべきでしょう」

イグニス
「一刻も早くたどり着かなくてはならない状況のことを考えると尚更だ」

ジーン
「自分の家族が……と考えると譲るべきですね」

メアト
「…………」

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