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MM逃走中 ジーンの気付かれない1日(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 50ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 ナントカ三術将編 3作同時展開 
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10~ 20~ 30~ 40~

*16*

80:34

ジーン
「……………はぁ、占スクで暇を潰せるのはいいが、このまま誰にも気づかれないままゲームが終わってしまうのも癪だ」


ジーン
【なんだ!?あちこちが真っ白だ!】

ジーン
「………そうだ!私の研究室以外になにか消えてるもの…………」


ジーン
「って!!なにいいいい!?」

ジーン
「私の研究室がもぬけの殻ー!?」

ジーンが監視カメラで研究室を見ると、設備もカーテンも何もかも消えていた

クー
「ジーン様、これは………!?」


ジーン
「………待て、決めつけるのは早い」

プルルル

イグニス
【どうした?】

ジーン
「今日、私の研究室に泥棒、あるいは掃除の人が入った形跡はありますか?」

イグニス
【いや、そんなものは見ていない……何かあったか?】

ジーン
「あったも何も、私の部屋のインテリアがほとんど消えていたんだ」

ジーン
「それも、私が透明になる直前まで白になってしまったものばかりだ」

イグニス
【間違いないか?】

ジーン
「ああ、そちらは白い物は見つかったか?」

イグニス
【ああ、あちこちにな………まるで城にある何かを探してあるかのようヴッ!!】

ジーン
「イグニス!?」

イグニス
【………っ、ど、どうやらお前の言うことは正しいようだな、俺の傍に見えないタンスがあったようだ…………】

ジーン
(小指ぶつけたのか………透明なタンス、想像したくもないな………)

ジーン
「知っての通りこれは生物にも効きます、気をつけて行動してくれ」

イグニス
【ああ………魔王様にも、そう伝えておく………】プツン

クー
「ジーン様………」

ジーン
「ああ…………白くなったものも時間が経てば私のように透明になってしまうらしい」

ジーン
「これはまずいことになった………私どころか魔王城の周囲まで消し始めている」

ジーン
「このままでは誰も視認できないナントカ三術将からミエナイ三術将になってしまう!!」

クー
「ジーン様ぁー!!」

ジーン
「………くっ、何をやっているんだ私は!色に長ける彩喚士だろう!?」

ジーン
「何か、なにか方法はないのか…………!!」

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