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MM逃走中 ジーンの気付かれない1日(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 50ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 ナントカ三術将編 3作同時展開 
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10~ 20~ 30~ 40~

*27*

ジーン
【どうにかならないものか】

たくっちスノー
「俺達も何かしら手伝ってやるよ、そっち来れないか?」

ジーン
【しかしここを離れるわけには】

たくっちスノー
「それに関しては問題ない、ちょっと試したいものもあるしな」


‥‥‥‥

たくっちスノー
「これを‥‥‥てか、どこ?」

ジーン
「なんですか?これ」

たくっちスノー
「最近は物騒なものでな、ゲームマスターがどこでも安全な場所でゲームが遂行出来るようにと開発した逃走中進行端末」

たくっちスノー
「俺は【マスターキー】と呼んでいる」

ジーン
「ありがとうございます」ガシッ

たくっちスノー
「マスターキーまで消えた!?」

ジーン
「どうやら持っているものまで消えてしまうようでな‥‥‥」

イグニス
「視認は出来るのか?」

ジーン
「全く見えない、テーブルとかに置いて指で押す必要がありそうだな」


たくっちスノー
「で、最初に試しておきたいことが‥‥‥‥‥持ってきてくれたか?」

メアト
「お、重っ‥‥‥‥‥」

たくっちスノー
「水ぶっかけたら一瞬だけでもシルエットが見えるんじゃないか?」

ジーン
「なるほど」

メアト
「ていっ!!」バシャッ!!

ジーン
「熱っつ!!!!!これ熱湯じゃないですか!!?」

メアト
「いや、近くでお風呂湧いてたから‥‥‥」

ジーン
「もっと何かあっただろ!?」

たくっちスノー
「どうだった?」

イグニス
「一瞬だが場所が見えた‥‥‥それに」

イグニス
「ジーンから落ちる水滴は体を離れてすぐ実体化するようだな」

ジーン
「万が一透明化した時の為に水を利用したトラップを用意しておこう」

メアト
「風邪引かなきゃいいけど」

たくっちスノー
「よし、もうちょっと協力してやるか」

たくっちスノー
「流石にゲームマスターの一大事とくりゃほっとくわけにもいかねぇからな」

イグニス
「‥‥‥‥しかし、透明にする奴は何処にいるんだ?」

ジーン
「クーが視認できた以上、奴が透明になれるというわけでもなさそうだからな‥‥‥‥」

メアト
「そうよね、あたし達かれこれ30分走り回ってるけど全然見ないわよ」


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