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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 55ページ)
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*27*
~ここはレミ視点~
ピッフィー
「流星キック!!」
コバルオン
「【せいなるつるぎ】!!」
ガキンッ!!
ピッフィーさんの蹴りが、互角...!!
レミ
「ビームソードで応戦します!」
コバルオン
「うおおおおお!!」
ピッフィー
「うおっ!危ない避けるんや!」
レミ
「ひゃあっ!」
そのままこっちに降り下ろしてくるなんて...さすが伝説のポケモン...
ピッフィー
「レミ、大丈夫か?」
レミ
「なんとか...」
ピッフィー
「まずいなァ...なんか今までと違って手強いで。」
ミニマリオ
「くそっ、今俺がオモチャじゃなかったら....」
カービィ
「ぽよ...」←毛糸であることを嘆いている
正樹
「こい!『神斬丸(かみきりまる)』!」
『神速の剣技』
必殺の居合い斬りは、
斬られたモノが己が斬られたことにすら気づかないほどの、神速の技。
体に巻かれた禁束帯が外れる時、
彼はその真の姿を現す…
正樹
「ぶった斬れ!!」
コバルオン
「ボクをそこいらのオモチャと一緒にするな!」
キィイン!!
レミ
「そ、そんな!?刀にも耐えるなんて...」
ピッフィー
「あのオモチャ、何で出来とるねん!?」
コバルオン
「なんで....なんでボクに協力してくれないの!?任天堂戦士は、僕達の世界を救う英雄じゃないのか!?それなのに、なんでボクに剣を向ける!?」
正樹
「お前だってそうだ!ピカチュウから聞いたぞ!ポケモンの世界を救う正義のポケモンなんだろ!?こんなことをしなくたって他にやり方はあったはずだろ!?」
コバルオン
「なんだと...この世界の事を何も知らないくせに!!」
正樹
「お前こそ..俺達の事を何も知らないじゃないか!!」
口論が始まりました..
ピッフィー
「お、おいおいなんかヒートアップしてきたで...」
レミ
「と、止めましょうピッフィーさん!!」
ピッフィー
「言われなくてもそのつもりや、彩月!お前もあいつら止めるんや!」
彩月
「けんかしちゃダメ!」
コバルオン、正樹
「「うるさい!!俺(ボク)は好きでこんなことしてるわけじゃないんだ!!」」
レミ
「えっ....」
コバルオン
「ボクだって辛いさ!サビを流すため罪もないポケモン達が動かなくなっていくのが..だが!!他に方法があるのか!?そんなものがあるなら教えてもらいたいくらいだ!!」
正樹
「黙れ黙れ黙れぇ!!そんなもの知るか!!お前らの都合なんか知るか!!」
コバルオン
「それが英雄の言葉かよ!!」
正樹
「英雄だと...勝手にテメェらが英雄に仕立てあげたんだろうが!!」
ピッフィー
「お、おい正樹、落ち着けって...な?」
正樹
「こっちはなぁ!!現実世界から有無問わず無理矢理呼び出されて!こんなことされてるんだよ!!」
正樹
「もう俺は22歳!社会人でゲームはとっくに卒業したんだ!!俺は忙しいんだ!!今だって本当なら車に乗って、仕事しなくちゃならないっていうのに...」
正樹
「大体、なんで俺なんだ!?俺には現実世界でやらなくちゃならない事があるっていうのに...」
コバルオン
「なんて自分勝手な...」
正樹
「自分勝手だと...?勝手にこんなくだらない事に巻き込むお前達任天堂世界の方が、よっぽど自分勝手じゃないか!!こんな世界、勝手に滅んでしまえ!!そして俺を現実世界に帰せ!!」
正樹
「最初はちょっとだけ付き合おうと思ったが、帰れない上に長いなら話は別だ!!おい!!さっさと死ね!!話が進まないだろうが!!」
コバルオン
「お前って奴はああああああああ!!!」
彩月
「びえええええええん!!」
レミ
「彩月ちゃん...」
ミニマリオ
「おいおい、英雄が泣くなって...」
彩月
「わたしえいゆうじゃないもん、桜井彩月...6歳...」
彩月
「かーびいに会えるって言うから来たのにぃ....!!もうやだぁ....おかぁさん...会いたいよ...」
彩月
「わたしはぁ...皆とゲームしたかっただけなのに...任天堂が好きなだけなのにぃ...あああああああ!!」
コバルオン
「.....」
正樹
「.....っ」
ピッフィー
「おい」
ピッフィー
「小さい子の目の前でいい大人が逆ギレとか恥ずかしくないんか」
コバルオン
「....ごめんよ、ちょっと、熱くなりすぎた...」
正樹
「....ああ、俺も少し感情的になりすぎてしまった、すまない。」
ど、どうにか収まった....
ピカチュウ
「でも、これからどうするの?」
ミニマリオ
「振り出しに戻っちまったな...」
レミ
「あの、可能な限り相談に乗りますから、皆で考えよ...ね?」
コバルオン
「...ああ、そうだね、ボクは少し一人で無茶しすぎたかもしれない。」
彩月
「うええ...うっ、ぐすっ...」
コバルオン
「今更、後悔してもしょうがないけど...」
正樹
「この先の事を、考えてみるか...」
ピッフィー
「せやな...」
...帰れない?
現実の世界に?