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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 55ページ)
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*37*
翌日
オボロ
「ほら起きな、もう六時だよ」
ピッフィー
「も、もう朝かいな...?」
オボロ
「ぼーっとしないでさっさと顔洗って、朝御飯すぐ用意するから」
ピッフィー
「へいへい...」
...
オボロ
「ちゃんとキュウリも食べなさいよ」
ピッフィー
「もう!いちいち何やねん!お前はワイのお母さんかっての!」
ルオ
「ははは...のどかで良いじゃないですか。」
レミ
「えーっと、オボロさん...でしたっけ?」
オボロ
「ん?何か?」
レミ
「あ、はい、えーと...オボロさんって、ここだとどんな立場なんですか?」
オボロ
「んーそうだねぇ、リョウマ様やタクミ様達兄弟にはそれぞれ二人の臣下がいて、私とヒナタはタクミ様の臣下ってわけ」
レミ
「なるほど...」
ピッフィー
「ルオ、昨日は白太郎の姿が見えんかったが、あいつってどこにおるんや?」
ルオ
「え、白太郎さん...ですか、そういえば夜はあまり見かけないんだよなぁ..」
オボロ
「そういえばそうね...」
ピッフィー
「白太郎とルオがここに来たのは何時くらいや?」
オボロ
「一週間前くらいだったかな...」
レミ
「ルオさん、白太郎さんってどんな人なんですか?」
ルオ
「そうですね...あまりどんな人かとか教えてくれなかったんですが、年齢は47歳だとか言ってました」
ピッフィー
「オッサンやんけ!!」
ルオ
「オボロ様、そろそろ稽古の時間ですので失礼します」
オボロ
「頑張んなさいよー」
ルオ
「はい」
...
オボロ
「...はぁ、良いなぁ、弓使いだからタクミ様に指導してもらえて。」
ピッフィー
「そのタクミ様ってそんなスゴい人なん?」
オボロ
「スゴいっていうか...カッコいいっていうか...なんだろ、言葉では表せないけど、とにかく素敵な人なの、タクミ様は。」
ピッフィー
「なるほどなぁ...」
ヒナタ
「刀の稽古の時間だが見学してみないか?」
ピッフィー
「刀の稽古!?見たい!!めっちゃ見たい!!」
レミ
「本物は出てこないと思いますけどね...あの、ヒナタさんでしたっけ?」
ヒナタ
「ああ、どうした?」
レミ
「私も、白夜王国の人達と一緒に稽古しても構いませんでしょうか?」
ヒナタ
「...んー、どうだろう」
オボロ
「別に良いんじゃないの?ちょっと素振りさせるぐらいとかなら。」
ヒナタ
「それもそうだな!よし、いくぞ!」
ピッフィー
「あ、待ちな!ワイも見学するで!」
...
オボロ
「...さて、そろそろ私も行かなきゃな」
「失礼」
オボロ
「ん?」
コバルオン
「喋る鹿は珍しいかな?忙しそうだから手短に用件を伝えるけど...」
コバルオン
「背後に警戒したほうがいいかもしれないよ、じゃあね」
オボロ
「...なにあいつ。」