完結小説図書館
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 59ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 戦闘中 もう1つのゼロワン編
*25*
〜一方飛電或人達は〜
或人はアークゼロ、サウザー、レイダーとの戦いで受けた傷を癒すため通院し、不破も脳検査を行いながらリハビリを行っていた………
或人
(………情けないな、俺)
或人
(本当は早く退院して、ヒューマギアをどうにかしないといけないのに、このザマだ)
或人
(会社はどうなってるんだろう、皆は?たくっちスノー達にも会えていない)
或人
(ハインリヒさんは居るけど、戦闘能力は俺よりも低い………いつここにアークがやってくるか………)
オミゴト
「或人社長」
俯く或人を医者ヒューマギアが呼び止める
或人
「どうしたの?」
オミゴト
「204号室の患者の親族がどれだけ呼んでも薬を取りに来ないもので、代わりに届けてくれませんか?」
或人
「分かった」
或人
(204号室………響さんの、部屋か)
或人
「行ってくるよ」
…………
204号室
【音ノ小路響】
【不破諫】
………
響
「………あたし、生きてるのよね?」
不破
「いい腕してるだろ、ここのヒューマギアは」
不破
「俺も1度滅に殺されかけたが、あいつが治したんだ」
ハインリヒ
「……………」
不破
「アンタもよく脳なんて調べられたな、ホントに無能な医者か?」
ハインリヒ
「ああ………脳について色々詳しかった、それだけの事さ」
奏
「何はともかく、お姉ちゃん達が無事で良かったと思います」
響
「ねぇ…………ふーちゃん、なんであたし、あれを使えなかったの?」
不破
「A.I.M.S.はヒューマギアに対抗するため特殊な人体改造を施す」
不破
「エイムズショットライザーは脳内に埋め込まれたチップを認識して仮面ライダーシステムを発動するんだ」
響
「そっか………」
ハインリヒ
「ついでに、君が怪しんでいたその脳内チップだが、見事に黒だった」
ハインリヒ
「脳内データが脳の一部分を蝕んで偽りの記憶を埋め込み」
ハインリヒ
「存在しない歴史を作っていた」
不破
「…………他にもあるんだろ?」
ハインリヒ
「ああ………ヨウコくんや或人君が回収した滅亡迅雷のデータ、それが君にも一致した」
ハインリヒ
「君の予想通り、最後の一人である【亡】の人格がインプットされているとみて間違いないだろう」