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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 59ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 戦闘中 もう1つのゼロワン編
*33*
迅
「………………マネ二郎の事は悪かったと思っている、それにEXチップのことも」
或人
「悪かったって………お前はお前なりの考えでヒューマギアを守ろうと………」
迅
「違う!!」
或人
「え?」
迅
「………進化したかったんだ」
迅
「ドーラ……お前達で言う魔トリョーシカの言葉………いつか、新しい機械が生まれて、旧型の僕らは捨てられるっていうのが………」
迅
「怖かったんだ」
迅
「滅はアークの意思なら死ねるって言うけど、僕にはそんなこと出来ない、怖いんだ」
迅
「だから旧型でもずっと生きられるようにEXチップを作ったんだ…………」
迅
「結局のところ………僕が死にたくなかったから、だからEXチップは作られた、自分の為でしかなかったんだ…………」
不破
「……………」
迅
「けど、EXチップを付けたマネ二郎は………凄かったよ」
迅
「夢があるって、お前みたいなことを言っていたんだ」
響
「まーちゃんの………夢?」
響
(そういえば、薄らとした意識の中でそんな事を………)
或人
「それは何?」
迅
「仮面ライダーになることだ」
迅
「僕のようにヒューマギアを守り、バルカンのように人間を守り、そして」
迅
「ゼロワンのように両方守る」
迅
「………だが僕は、仮面ライダーとしての使命を果たせず、あいつの夢を叶えられなかった」
迅
「………僕は【仮面ライダー迅】として
もうこれ以上アークの自由にはさせない」
迅
「お前達も諦めてないんだろ?」
或人
「…………ああ」
迅
「亡、お前だってそうだ」
不破
「俺は亡じゃねぇ」
たくっちスノー
「おおおおるぁっ!!」バコーン
雪
「すみません飛電或人さんどこですか……あっはい20ね!二ーゼロだって!」
彩月
「手当り次第こじ開ける?」
大地
「そんなフワフワした考えじゃダメだろ!」
シュンP
「フワフワというよりは不破不破というか」
迅
「……………ん?」
奏
「この声は?」
ハインリヒ
「…………ようやく来たか、少々騒がしい連中だ」
松山
「あっ、フワって書いてあるぞ!!なーっ、危ないから蹴って開けていいか!?」
ルイージ
「お前はバイオの主人公か!!」
生ブスカジ
「それよりかは扉に銃弾浴びせた方が初見殺し防げますよ」
或人
「み………みんな!!何ともないから早く開けて!!」