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FNAF.game『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 74ページ)
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*15*

俺の人生とは何だったのか

ガキの頃は親父親父と散々甘えて、親孝行の一つもしてやれなかった

いや...親父が亡くなるまで、俺がやってきたことは...

どんなに生きても、俺のやって来たことは許されることではない

俺はどうすればいい?

どうなってしまえばいい?

俺に出来ることが何かさえ分からない

守りたいものも守れず

守らなくてはいけないものも守れず

俺が一体何をしてきたと言うんだ?

今までの記憶を焼き付けながら

全ての責任を背負いながら

壊れていく未来に目を背けながら


俺は奮い立たせるように、言い聞かせるように呟く




『大義の為の犠牲となれ』

...

幻徳
「...」

松山
「チョーシ悪そうだな」

幻徳
「親父の事を思い出したら、うなされてな...」

松山
「そんなに後悔してんのか」

幻徳
「...」

松山
「ま、俺としては何とも言えねーけどな」

幻徳
「...一刻も早くここから出なくてはな」

松山
「それにしても腹へったな...おいカイム!飯とかねーのか?」

カイム
「ピザで良ければいくらでも出しますけど」

松山
「なんでピザなんだよ!」

カイム
「だってFNAFといえばピザじゃないですか」

松山
「...ったく、さっさと出せよ!六人分な!」

幻徳
「...松山」

松山
「なんだ?」

幻徳
「お前には守りたいものがあるか?」

松山
「ねえな、基本何かを利用して生きてるからな」

幻徳
「...そうか、ならお前好みの質問を出す」

幻徳
「権力はどんな手を使ってでも手にいれたいか?」

松山
「権力...か、確かに欲しいな」

松山
「ま、たくっちスノーの奴が許すわけねーだろうし、いいか」

幻徳
「...」

アンジェ
「ん...あれ、なんでピザがここに?」

松山
「俺が腹減ったからカイムに要求したんだよ」

幻徳
「食べれるものだろうな...」

松山
「カイムは毒なんて手を使う奴じゃねぇ、食えるだろ」

パープ
「ま、確かに味もいいわね」モチモチ

シャルロット
「こんな食べ物があるんですね...」

パープ
「あら、あんたピザは初めて?」

シャルロット
「あっ、はい...」

パープ
「冷めないうちに食った方がいいわよ」

シャルロット
「そうします」

幻徳
「.....」

松山
「おい、俺たちも食うぞ」

幻徳
「そうだな」

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