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*50*
幻徳
「覚悟は決めておくか...変身!」
【割れる!喰われる!砕け散る!!】
松山
「よっしゃああああ!!来いよカイム!!オモチャにAI与えたってなぁ!人間には敵わねぇんだよ!」ガコッ
松山
(ここに居る奴の大半が人間じゃねーけど!!)
松山がレバーを下ろすと、ドカドカと何かが迫る音が響く!!
アンジェ
「な...何!?」
松山
「急いで閉じろ!!あいつら全速力で殺しに来やがった!!」
カイム
【さぁ!六時間本気で生き残ってくださいね!!】
ローグ
「冗談抜きで殺しに来やがった!!」
パープ
「死ぬがよいってヤツね」
ガンガンガンガン
アンジェとローグと松山は必死に両方の扉を押さえる
アンジェ
「な、なんて力なの...」
ローグ
「シャルロット、他の部屋から様子を見てくれ!」
シャルロット
「は、はい...ひいいっ!?」
シャルロットはカメラを覗いた途端、腰が抜け、タブレットを床に落とす
松山
「どうした!?」
シャルロット
「こ、これ...これ...」ガクガクブルブル
アンジェ
(シンシア!)
シンシア
(はい)
カメラは右の扉手前を映している
その光景は正に地獄絵図だった
...
【GYAAAAAAAAAA!!!!】
【BYAAAAAAAAAAAAA!!】
【AAAAAAAAAAAAAAA!!】
無数のアニマトロニクスが、体を何度も何度も叩きつけ、化け物のように呻き声を挙げる
その光景はさながらゾンビ映画のワンシーンのようだった
...
アンジェはシンシアを通して外の説明をする
松山
「マジかよおい...原作のパターンも忘れて俺たちに牙剥いてやがる」
松山
「なんかもうカイム早くも手段を選ばなくなってきやがった」
アンジェ
「そんなに私たちを殺したいっていうの!?」
黄名子
「ど、どどどどうするね!?」
松山
「扉を叩かれると電力が減っていく...停電になったら壊れない程度に奴等を足止めするしかねぇ...!! 」
ローグ
「今更だが...これはもはやバラエティとかとかそういった類いではない!!」
ローグ
「単なる奴の公開処刑だ!!」
パープ
「口動かしてる暇あったら頭動かせ!!」
...
カイム
【貴方達は絶対に勝てない】
カイム
【だって、決まってるんですから...これからの全てが。】