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FNAF.game『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 74ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナルゲーム 
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*2*

松山
「出来る限り侵入されるなだって?オモチャ相手にか?」

カイム
「オモチャとは失礼ですね、どれもこれもちゃんとした製品なんですよ」

カイム
「FNAFシリーズは調べるとわりと面白い設定が眠ってたりするのですから」

松山
「噛み付き事件とやらか?」

カイム
「それらも含めてね」

アンジェ
「...い、生き残るって」

幻徳
「バラエティというよりは、まるでデスゲームのようだ」

松山
「おい、まさかオモチャに捕まったらぶっ殺されたりはしないだろうな?」

カイム
「原作だったら死にますね、ガワを無理矢理詰め込まれます」

カイム
「ですがこれはゲーム、死なんてありませんよ」

パープ
「Zzz」

カイム
「アニマトロニクスの進行はただ扉を閉めるだけでは押さえきれません、設備を存分に活用するのです」

カイム
「時にカメラを覗き、時にライトを照らし、時に欺き、時に曲を流す」

カイム
「まぁ電力に限りはありますが」

カイム
「アニマトロニクスの破壊を除き、ありとあらゆる手を使うことを許可します、頑張って生き残ってくださいね」

松山
「おい、賞金は?」

カイム
「FNAFではお馴染み100ドルに加え100万円です」

松山
「いやドルの方いらねぇんだが」

カイム
「では、準備が出来ましたらレバーを引いてくださいね」

松山
「おい、待て!最後にひとつ聞かせろ」

カイム
「一つだけですよ?」

松山
「アニマトロニクスって何体いるんだ?やっぱ四体とかか?」

カイム
「あー...甘いですよ」


カイム
「少なくとも50体です」

松山
「少なくとも!?」

カイム
「では、また..」

カイムが影のように消えた後、天井からレバーが降りてくる

松山
「...」

シャルロット
「...」

幻徳
「...」

松山
「ま、オメーらの考えてることは大体分かる」

松山
「なんで自分はこんなところに居るのだろうって考えてんだろ?」

松山
「まずそこから話すぞ、レバーを引くのはその後だ」

...
松山
「で、お前ら的にはさ、目が覚めたらここに居たってわけでいいな?」

黄名子
「そうやんね」

幻徳
「気がついたらここに」

シャルロット
「特に何かをした覚えもありませんのに」

パープ
「ZZZ」

松山
「俺もつくづく不思議に思ってたんだよな、逃走中とかも別世界なのにどうやって知り合ってんだって」

アンジェ
「何の話よ」

松山
「きにすんな」

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