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FNAF.game『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 74ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナルゲーム 
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*22*

カイム
「ふふふ、やってしまいましたねぇ」

松山
「くっそ!!お前ほんとさ!!」

カイム
「ええ、貴方の言いたいこともわかりますよ?ですがね、こちらだって本気なんですよ」

シャルロット
「本気?」

カイム
「賞金をもらってほしくない、買ってほしくないのが本音です」

カイム
「私としては皆様の魂が欲しいだけですから」

パープ
「ならおとなしくぶんどればいいだろ」

カイム
「そういうわけにもいきませんよ、やれるかもしれない、もしかしたら勝てるのかもしれない、そういった緊迫とした状況は時にエンタメ性を生みますからね」

カイム
「私ぐらいになると人に対する仕事と悪魔に対する仕事を両立できるんですよ?」

松山
「お前相変わらず性格悪いな」

カイム
「悪魔にとっては誉め言葉ですよ?」

カイム
「では、私と視聴者のために最大限足掻いてくださいね?」

幻徳
「チッ...こいつ、エボルト並みに厄介だ...」

シャルロット
「なんだか自信がなくなってきました...」

黄名子
「ダメね!ここで諦めたらあいつの思うつぼやんね!」

アンジェ
「......」

カイム
「おや、どうかなさりましたか?」

アンジェ
「...ちょっと、喉が乾いただけ」

カイム
「そうですか、ならいいですね」

カイム
「飲料水なら後ろの冷蔵庫にありますので、そちらからどうぞ」

アンジェ
「どうも...」

カイム
「ではごきげんよう」

...

幻徳
「大丈夫か?」

シャルロット
「少し、休まれた方がよろしいのでは...?」

シンシア
「アンジェ、しっかりして」

アンジェ
「大丈夫よ...何て事はないわ」

シンシア
「気をしっかり持って...貴方の魂をあんな男なんかに渡したりはしません」

シンシア
「アンジェは私が守るわ」

アンジェ
「うっ...ありがとう、シンシア」


幻徳
「.....」

幻徳
「おい、やっぱり休んだ方が...」

アンジェ
「気にしないで...皆が頑張ってる中、あたしだけが何もしないわけにも...」

幻徳
「しかし...」

パープ
「疲れてるのはお前も同じだろ?さっきから何度も変身してるんだからな」

カイム
(小説内では描写していませんが、かれこれ二日目で50回はゲームオーバーになっています)

幻徳
「...無理はするなよ」

アンジェ
「そちらこそ」


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