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*42*
【牢獄トーク】
転子がローズマリーと同じ牢獄に入る
ローズマリーはコケを安全な場所に置き、棒と土で文字を大量に描いていた
転子
「失礼します」
ローズマリー
「ああ君か‥‥‥今考え事してたんだ、離れるね」
転子
「考え事?もしかしてあの足跡や虫が脅えているという」
ローズマリー
「ああ、それ‥‥‥‥その足跡の主がここに来たらどうしようかと思ってね」
転子
「心配無用です、例えどんな相手でも転子のネオ合気道で」
ローズマリー
「いや、ファイアだと森を焼いてしまって危険だしアイスだと使い方によっては倒しきれないし」
ローズマリー
「侵入者は確実に仕留めたいところだけど加減が難しくて‥‥‥どっちがいいかな?」
転子
「すみません転子にも考える時間をください」
89:23
一方、スパイダーマンとアイアンマンのヒーローコンビは1つ目の鍵にたどり着いていた
鉄で出来た鍵がガラスケースに収納され、近くには大きめの生き物そっくりなクモ型ロボットが立っていた
アントマン
「なるほどアレか、なぁピーター、もし仮にお前があの蜘蛛だったらどうやって逃走者を捕まえる?」
スパイダーマン
「え?それはもちろんバッ!と糸で捕まえるんじゃない?」
アントマン
「だよな‥‥‥ここは慎重に‥‥‥」
アントマンがガラスケースを引っ張るがびくともせず外れない
アントマン
「‥‥‥ち、畜生‥‥‥!ヒーローの腕力だぞ‥‥‥!」
スパイダーマン
「力入れすぎるとロボットが!」
アントマン
「わかってるよそんなこと!」
アントマンは手に持っている操虫棍を振りかぶり、ガラスケースを割ろうとするが‥‥‥直前で思いとどまる
アントマン
「いいこと思いついた」
アントマンは木を破壊して操虫棍と同じ大きさの棒を作る
スパイダーマン
「何をする気なの?」
アントマン
「‥‥‥‥頼むぞ、相棒!」
アントマンは操虫棍を操作し猟虫を使用してガラスを割る‥‥‥破壊音でクモ型ロボットが目覚め、アントマンに向かって糸を吐き出す
アントマン
「よし!思惑通り糸を吐いたか!くらえ!」
アントマンがクモ型ロボットに向かって操虫棍を投げると、糸はあっという間に操虫棍に絡まり包み込んでいく
アントマン
「今だピーター、鍵を回収しろ!」
スパイダーマン
「分かった!」
スパイダーマンがすかさず糸を出して鍵を巻き取り回収し走り出す
アントマン
「相棒戻ってこい!今度からこの棒に帰ってくるんだぞ!」
アントマンは先程作った棒を拾い上げ、猟虫を回収しスパイダーマンの後を追う
‥‥‥‥目標を見失ったクモ型ロボットは再度停止した